キタノアロー（2000年生、母トウショウアロー）

キタノアロー（2000年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時7歳）と交配したトウショウアローが16歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は真歌伊藤牧場。戦績は、地方38戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2002年のフレッシュチャレンジ。

経歴

デビュー前

佐々木一夫厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2002年）

6月6日、デビュー戦は千葉津代士騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったブラックドンカルロから6馬身差の2着となった。

6月13日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉津代士騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のセイエンスペシャルをハナ差制して初勝利を挙げた。

7月24日、中5週で迎えた3戦目は、2歳オープンのスペシャルウィーク賞（旭川ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で千葉津代士騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた4戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、2歳（旭川ダート1000m 曇/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月15日、連闘で迎えた5戦目は、2歳オープンのクロフネ賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた6戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、2歳（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月6日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の野菊特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったステルステクニックに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月5日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた8戦目は、2歳地方重賞の平和賞（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた9戦目は、2歳戦の若獅子特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったアウトオブザタッチに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3歳（2003年）

1月1日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の若水特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のタケノダハールに3馬身の差をつけて優勝

2月12日、中5週で迎えた11戦目は、3歳（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞のしらさぎ賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田信大騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦の若葉特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田信大騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のシンハートチャージに3馬身の差をつけて3勝目を収める

5月5日、中3週で迎えた14戦目は、3歳戦の若緑特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田信大騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

7月17日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦の犬吠埼特別（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で山田信大騎手（8戦2勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

8月14日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1790m 雨/不良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

9月15日、中4週で迎えた17戦目は、サファイア特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（9戦2勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦のオクトーバー特別（船橋ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（10戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた19戦目は、カストル賞（大井ダート1190m 曇/不良）に出走。鞍上は見沢譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

11月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、ハンデ戦の霜月特別（船橋ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は山田信大騎手（11戦2勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

11月21日、中0週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた21戦目は、一般B3（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（12戦2勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた22戦目は、ラピスラズリ特別（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（13戦2勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

4歳（2004年）

1月16日、中4週で迎えた23戦目は、初春特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（14戦2勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

3月25日、中9週で迎えた24戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、麗特別（船橋ダート1700m 小雨/不良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って10着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の卯月特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（15戦2勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

4月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、ハーフムーン特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（16戦2勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の薫風特別（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったアサカランナウェイに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月25日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦のメイスプリント特別（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦のアカシア特別（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（17戦2勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた30戦目は、スターライト特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（18戦2勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた31戦目は、夏雲特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（19戦2勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

7月30日、中1週で迎えた32戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のアレキサンドライト特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

8月31日、中4週で迎えた33戦目は、ファビィサドル特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は山田信大騎手（20戦2勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦のサファイア特別（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（21戦2勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

5歳（2005年）

5月12日、約7か月半の休み明けで迎えた35戦目は、いるか座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（22戦2勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月10日、中3週で迎えた36戦目は、練馬区特別（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（23戦2勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた37戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、りゅう座特別（大井ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

8月3日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた38戦目は、宗形竹見騎手を鞍上に迎えて、潮騒特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。