ディアテイスティー（2008年生、母エヌティミラクル）

ディアテイスティー（2008年3月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋風味ある」。毛色は栗毛。種牡馬のジャングルポケット（当時10歳）と交配したエヌティミラクルが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）小島牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方34戦8勝2着7回。主な勝ち鞍は2012年の一般C2七八。

経歴

デビュー前

10歳のとき、山岡牧場から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

加藤和宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

10月31日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 曇/重）に出走。馬体重は464kg。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

3歳（2011年）

2月19日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた4戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミスヒロカミを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月18日、中3週で迎えた5戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るファイナルジパングを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月4日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベニバナクラウンに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月14日、中0週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のニュープロスパーに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月28日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、ケメコにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

6月11日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のクイーンセレニティをアタマ差振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

6月26日、中1週で迎えた10戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の七ツ釜特選（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の青島特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた12戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の里帰りジョッキーズカップウエルカムカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

8月28日、中4週で迎えた13戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の佐賀城特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦の高千穂峡特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、ドリームインパクトにハナ差交わされて2着となった。

10月1日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（5戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリネンスタイルを豪脚でクビ差だけ差し切って圧倒的支持に応えた。

10月22日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（6戦5勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

12月6日、中5週で迎えた17戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線に入ると、前で粘るライトトラップを豪脚で半馬身差し切って7勝目を収める

12月22日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2九十十一（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったスイートコリーヌに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2012年）

1月13日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2七八（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2十十一十二（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2八九（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2七八（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したセジェスタにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月12日、中2週で迎えた23戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

4月3日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2五六（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

5月1日、中3週で迎えた25戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた26戦目は、祝☆義人&麻衣結婚記念（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

9月4日、約3か月半の休み明けで迎えた27戦目は、競馬がつないだ素敵なご縁記念（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は山本聡紀騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

9月27日、中2週で迎えた28戦目は、一般C2五六（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡紀騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた29戦目は、船橋西の皆様のご来場記念（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡紀騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた30戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサッポロメイーンに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月11日、中0週で迎えた31戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったクラフトマンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月4日、中2週で迎えた32戦目は、一般C2三四（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアブクマペレに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

12月17日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

5歳（2013年）

1月11日、中3週で迎えた34戦目は、一般C2十三十四（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

2月8日、中3週で迎えた35戦目は、一般C2十一十二（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったバースフォンテンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月27日、中2週で迎えた36戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた37戦目は、成田漬物本舗鉄砲漬賞（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡紀騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。