アイズフォワード（2012年生、母ソアーヴェ）

アイズフォワード（2012年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「前をよく見る」。毛色は栗毛。種牡馬のジャイアントレッカー（当時10歳）と交配したソアーヴェが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方26戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年の一般B7。

経歴

デビュー前

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

1月12日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

2月22日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

7月4日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月11日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で井上敏樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

12月15日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C20（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のシンボリマティスに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月30日、中1週で迎えた6戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、年末特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

4歳（2016年）

1月13日、中1週で迎えた7戦目は、かさオク・サンクス賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、ノブローズに半馬身交わされて2着に敗北した。

1月27日、中1週で迎えた8戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリノサンスを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って圧倒的人気に応えた。

2月9日、中1週で迎えた9戦目は、一般C14（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラウレアワヒネに9馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3月10日、中3週で迎えた10戦目は、若草特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた11戦目は、かさオク・サンクス賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のツクバインドラに8馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月5日、中1週で迎えた12戦目は、笠松町商工会特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月15日、中0週で迎えた13戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（7戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニイハオジュウクンに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月29日、中1週で迎えた14戦目は、山下雅之騎手を鞍上に迎えて、花水木特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、アストンブラックに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月13日、中1週で迎えた15戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（8戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサウザンドオークスを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月30日、中1週で迎えた16戦目は、清流賞（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（9戦5勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月17日、中2週で迎えた17戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（10戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のサチヒメに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月11日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、ささゆり特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山下雅之騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

10月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山下雅之騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた20戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下雅之騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた21戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、奥州江刺・越路スキー場賞（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって7着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2二（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

5歳（2017年）

1月3日、連闘で馬体重を前走から15kg減らして迎えた23戦目は、ニューイヤー賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木村暁騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

3月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg戻して迎えた24戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木村暁騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた25戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、前沢牛賞（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2二（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は木村暁騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた27戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、南関東ジョッキーズフレンドリーマッチ第1（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた28戦目は、一般B2二（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は木村暁騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた29戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、平庭高原つつじまつり賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた30戦目は、ベルガモ賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。