アストンブラック（2012年生、母シンメイドゥバレー）

アストンブラック（2012年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より＋黒。本馬の毛色より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時18歳）と交配したシンメイドゥバレーが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方28戦6勝2着8回。主な勝ち鞍は2016年の花水木特別(一般C1イ)。

経歴

デビュー前

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

2月8日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 雨/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

3月22日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線では見せ場を作れず17着に敗れた。

5月28日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったコスモプランニングにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

6月15日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

9月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のボンバー&しょーご笠松来場盃（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

10月2日、中0週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた9戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したシンゼンジャイアンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

10月29日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず最後はエクラと並んで5着同着となった。

11月24日、中3週で迎えた11戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はイザマイランと並んで2着同着となった。

12月15日、中2週で迎えた12戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のウォーターウェイに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月30日、中1週で迎えた13戦目は、山下雅之騎手を鞍上に迎えて、年末特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

4歳（2016年）

3月10日、中9週で迎えた14戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（7戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るグランデソングを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて2勝目を手にした。

3月25日、中1週で迎えた15戦目は、タンポポ特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミツアキターに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月5日、中1週で迎えた16戦目は、マックル賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（8戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るバトルフォンテを次元の違う末脚で半馬身差し切って断トツ人気に応えた。

4月29日、中2週で迎えた17戦目は、花水木特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（9戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアイズフォワードを上がり1位の末脚で半馬身差し切って破竹の4連勝を決めた。

5月13日、中1週で迎えた18戦目は、夏木立特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（10戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた19戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（11戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシンコースカイに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月17日、中1週で迎えた20戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（12戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンジャドゥーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

7月29日、中5週で迎えた21戦目は、一般B6a（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（13戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた22戦目は、一般B9a（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（14戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアポロアルディーラに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月9日、中2週で迎えた23戦目は、一般B8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（15戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、ナイスクオリアに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月30日、中2週で迎えた24戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で向山牧騎手（16戦4勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

12月31日、約3か月の休み明けで迎えた25戦目は、OKB大垣共立銀行杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で向山牧騎手（17戦4勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったクロスアンジュに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5歳（2017年）

1月13日、中1週で迎えた26戦目は、新春賞（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で向山牧騎手（18戦4勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

1月26日、中1週で迎えた27戦目は、一般B11 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で向山牧騎手（19戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったユーセイエンジェルに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月9日、中1週で迎えた28戦目は、スノードロップ賞（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で向山牧騎手（20戦4勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

2月23日、中1週で迎えた29戦目は、アメジスト賞（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で向山牧騎手（21戦4勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に敗れた。

4月7日、中5週で迎えた30戦目は、一般B9b C4（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で向山牧騎手（22戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

5月12日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた31戦目は、祝!笠松競馬初来場なみひと記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で向山牧騎手（23戦4勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。