ツヨガリ（2005年生、母バトルカグヤ）

ツヨガリ（2005年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「強がり」。毛色は鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時13歳）と交配したバトルカグヤが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は多田善弘。戦績は、中央平地3戦0勝、地方35戦14勝2着4回。主な勝ち鞍は2011年のガーナ共和国盃(一般A3以下ハンデ)。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

2月17日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず16着に終わった。

6月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアメジスト賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のコスモスターを半馬身振り切って初白星を挙げた。

6月15日、中1週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

8月23日、中9週で迎えた4戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

10月20日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

11月18日、中3週で迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るショウグンエースを上がり2位の末脚で半馬身差し切って優勝

12月12日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2八アイ（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアトミックをハナ差振り切って制した。

12月25日、中1週で迎えた8戦目は、ホーリーナイト賞（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

4歳（2009年）

1月7日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のベルモントガロップをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

2月4日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は菅原勲騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では超凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月10日、中4週で迎えた11戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（4戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のベルモントガロップに1馬身の差をつけて5勝目を収める

5月5日、中4週で迎えた13戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（6戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

7月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、七栄特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（7戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナムラフウウンジに約11馬身の大差をつけて6勝目をつかんだ。

8月19日、中2週で迎えた15戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったサチノラパシオンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月3日、中1週で迎えた16戦目は、日暮特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（8戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエアキャネルに5馬身の差をつけて7勝目を獲得した。

9月25日、中2週で迎えた17戦目は、九美上特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（9戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のレオアヴァロンに1馬身の差をつけて8勝目をゲットした。

10月27日、中4週で迎えた18戦目は、頬白特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（10戦7勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るティーケーニケを途轍もない末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて制した。

11月18日、中2週で迎えた19戦目は、フェイスフルブーツ特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（11戦8勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したスターノーブルマンにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月10日、中2週で迎えた20戦目は、フェイスフルビット特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（12戦8勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5歳（2010年）

3月31日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、イースター特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（13戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のダンスソーランに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月16日、中1週で迎えた22戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、アンデルセン特別（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた23戦目は、江戸川特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（14戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るホワイトリーベを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月11日、中4週で迎えた24戦目は、県民の日特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（15戦10勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では不撓のファイティングスピリットで渋太く持ち堪えて先頭をうかがい、最後は2着のミサトアンバードを3/4馬身振り切って1番人気に応えた。

10月28日、約4か月半の休養明けで迎えた25戦目は、ハンデ戦の金時山特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（16戦11勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた26戦目は、錦秋特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（17戦11勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のニチリンサンカをクビ差振り切って制した。

12月16日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦のウインターイルミネーションハンデ（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（18戦12勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシャインウェーヴに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6歳（2011年）

1月2日、中1週で迎えた28戦目は、初富士賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（19戦12勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

1月28日、中3週で迎えた29戦目は、立春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（20戦12勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた30戦目は、野島崎特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で戸崎圭太騎手（21戦12勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

8月24日、約6か月の休み明けで迎えた31戦目は、ハンデ戦のガーナ共和国盃（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で戸崎圭太騎手（22戦12勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のケイアイサンダーを3/4馬身振り切って久々の一戦を制した。

9月22日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の東京中日スポーツ盃（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で戸崎圭太騎手（23戦13勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったクリムゾンクエストに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月26日、中4週で迎えた33戦目は、ハンデ戦の千葉日報賞（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で戸崎圭太騎手（24戦13勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7歳（2012年）

2月9日、約3か月半の休み明けで迎えた34戦目は、ハンデ戦の野島崎特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

10月11日、約8か月の休養明けで迎えた35戦目は、ハンデ戦の神無月特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（25戦13勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

8歳（2013年）

10月4日、約12か月の休養明けで迎えた36戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、スポーツニッポン賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた37戦目は、太陽光発電所オープン記念（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

11月5日、連闘で迎えた38戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、オフト大郷賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。