フェミニンワイルド（2005年生、母ムーンライトパワー）

フェミニンワイルド（2005年5月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「女性らしく＋激しく」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時11歳）と交配したムーンライトパワーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、中央平地19戦1勝2着1回、地方15戦2勝2着4回。2011年のクイーンカップ(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,200万円（2.4万×500口）で一口馬主が募集された。

中野渡清一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

5月17日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

6月28日、中5週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

7月12日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

8月3日、中2週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武士沢友治騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた6戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のサニープリーズに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

10月26日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

4歳（2009年）

2月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月15日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したウインアンジェラスを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

4月26日、中5週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

6月21日、中7週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

8月8日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

10月25日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月22日、中3週で迎えた15戦目は、池崎祐介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

5歳（2010年）

1月9日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

2月14日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は松田大作騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

4月17日、中4週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

5月23日、中4週で迎えた20戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、つりがね草特別（福山ダート1600m 雨/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のマルサンサイレンスに5馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

6月6日、中1週で迎えた21戦目は、芒種特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のシルクヘラクレスに4馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

6月20日、中1週で迎えた22戦目は、くちなしの花特別（福山ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田祥雄騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた23戦目は、福山てんまや賞（福山ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山田祥雄騎手（3戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月14日、中5週で迎えた24戦目は、全国公営競馬主催者協議会会長賞（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田祥雄騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月19日、中4週で迎えた25戦目は、ゲタリンピック特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田祥雄騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた26戦目は、汐風賞（福山ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山田祥雄騎手（6戦2勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた27戦目は、豊穣特別（福山ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山田祥雄騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったフォーインワンから2馬身差の2着となった。

11月6日、中1週で迎えた28戦目は、大文字草特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山田祥雄騎手（8戦2勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月14日、連闘で迎えた29戦目は、磯菊特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で山田祥雄騎手（9戦2勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた30戦目は、芦田川賞（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で山田祥雄騎手（10戦2勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったパラダイスプラムからクビ差の2着となった。

12月11日、中1週で迎えた31戦目は、カトレア特別（福山ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で山田祥雄騎手（11戦2勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

6歳（2011年）

1月10日、中3週で迎えた32戦目は、新春賞（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で山田祥雄騎手（12戦2勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったムツミマーベラスから3馬身差の2着となった。

2月13日、中4週で迎えた33戦目は、牝馬限定地方重賞のクイーンカップ（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で山田祥雄騎手（13戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったビービーバイラから半馬身差の2着となった。

2月27日、中1週で迎えた34戦目は、地方重賞の福山牝馬特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で山田祥雄騎手（14戦2勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。