シルクヘラクレス（2004年生、母ミヨノスマイル）

シルクヘラクレス（2004年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシア神話の英雄」。毛色は栗毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時12歳）と交配したミヨノスマイルが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）渕瀬ファーム。戦績は、中央平地17戦1勝2着1回、地方12戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、渕瀬ファームから「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

シルクホースクラブにて総額1,600万円（3.2万×500口）で一口馬主が募集された。

田島良保厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

11月4日、デビュー戦は赤木高太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた2戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

3歳（2007年）

1月8日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったレンデフルールに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

1月28日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で難波剛健騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

7月10日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の三室山特別（姫路ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のファンドリメロデイに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月4日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に敗れた。

9月1日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず17着に終わった。

4歳（2008年）

2月12日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた9戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、初花月特別（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったクリノゴールドに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月8日、中3週で迎えた10戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた11戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のタガノアッシュに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月20日、中3週で迎えた12戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島ダート1700m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず14着に敗れた。

5歳（2009年）

1月11日、約9か月の休み明けで迎えた13戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた14戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

2月15日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

3月25日、中4週で迎えた16戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、逆瀬川特別（園田ダート1870m 曇/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

4月12日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた18戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

6歳（2010年）

2月4日、約9か月の休み明けで迎えた19戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ如月賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

2月14日、中0週で迎えた20戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

3月22日、中4週で迎えた21戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、はりまや盃（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた22戦目は、猪名川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹野宏史騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

5月1日、中0週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

6月6日、中4週で迎えた24戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、芒種特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったフェミニンワイルドから4馬身差の2着に敗北した。

7月25日、中6週で迎えた25戦目は、野田誠騎手を鞍上に迎えて、岡山県馬事畜産振興協議会会長賞（福山ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のタガノマロンに1馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

8月14日、中2週で迎えた26戦目は、全国公営競馬主催者協議会会長賞（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺博文騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴールデンペガサスからクビ差の2着に甘んじた。

9月11日、中3週で迎えた27戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、秋明菊特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月20日、連闘で迎えた28戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、敬老の日特別（福山ダート1600m 雨/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた29戦目は、秋祭り特別（福山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は渡辺博文騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に終わった。