フジノベルモット（2007年生、母ラッキームーラン）

フジノベルモット（2007年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋カクテル・マンハッタンに使用する酒」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時9歳）と交配したラッキームーランが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）須崎牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、中央障害4戦0勝、地方14戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の一般C18。

経歴

デビュー前

柄崎孝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

11月22日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

3歳（2010年）

2月21日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

3月25日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインファイター特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず11着に終わった。

5月9日、中5週で迎えた4戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柄崎将寿騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず12着に終わった。

7月18日、中7週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

11月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月14日、中5週で迎えた9戦目は、阪上忠匡騎手を鞍上に迎えて、一般C27（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

12月29日、中1週で迎えた10戦目は、森島貴之騎手誕生日記念（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阪上忠匡騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

4歳（2011年）

1月6日、連闘で迎えた11戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阪上忠匡騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた12戦目は、長浜博誕生日記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阪上忠匡騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

1月31日、連闘で迎えた13戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般C28（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のスプリングアスカに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月17日、中1週で迎えた14戦目は、トサミズキ賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた15戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したコパノハニヤマヒメを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月9日、中8週で迎えた16戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で筒井勇介騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた17戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で筒井勇介騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシェアアプローズに1馬身の差をつけて優勝

6月17日、中3週で迎えた18戦目は、白山特別（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で筒井勇介騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月27日、中0週で迎えた19戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C18（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシェアアプローズを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

7月18日、中2週で迎えた20戦目は、岐阜信用金庫杯（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

8月28日、中5週で迎えた21戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の浦佐特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた23戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた24戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は石神深一騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月25日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は西村太一騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

5歳（2012年）

1月26日、中4週で迎えた28戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、ガーネットスター賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。