インペカブル（2012年生、母インコグニート）

インペカブル（2012年2月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「完璧な」。毛色は栗毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時12歳）と交配したインコグニートが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方26戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の3歳。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額1,200万円（30万×40口）で一口馬主が募集された。

河内洋厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

12月14日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は452kg。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

3歳（2015年）

1月10日、中3週で迎えた2戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

7月12日、約5か月半の休養明けで迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

8月15日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

9月13日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマツリダカーニバルを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月20日、連闘で馬体重を前走から7kg絞って迎えた8戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマスターウィッシュに1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月4日、中1週で迎えた9戦目は、美和記念特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアポロコンプリートに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月18日、中1週で迎えた10戦目は、中津渓谷特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月1日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-3（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアポロプラナーに1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月28日、中5週で迎えた13戦目は、東原悠善騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈の闘魂で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のウィクトルマルテに2馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

4歳（2016年）

1月15日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2十五 C3一（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東原悠善騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

2月12日、中3週で迎えた15戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四十五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた16戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三十四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく11着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2十三十四十五（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2十四十五（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は東原悠善騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で東原悠善騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた20戦目は、一般C2十二十三（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で東原悠善騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた21戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ホッコーフジヤマにアタマ差交わされて2着となった。

6月28日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2六七八（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3一二三（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（6戦4勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた24戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（7戦4勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた25戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は東原悠善騎手（5戦1勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

9月2日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で東原悠善騎手（6戦1勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で東原悠善騎手（7戦1勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、ハッピーパウダーに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

10月13日、中2週で迎えた28戦目は、代々木賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で東原悠善騎手（8戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた29戦目は、池袋賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で東原悠善騎手（9戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で東原悠善騎手（10戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月29日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2十十一十二（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で東原悠善騎手（11戦1勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた32戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で東原悠善騎手（12戦1勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。