ヒロシークレット（1995年生、母クラウンドミツキー）

ヒロシークレット（1995年6月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のバイアモン（当時13歳）と交配したクラウンドミツキーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）勝川牧場。戦績は、地方14戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は1999年の七夕特別(一般C1三)。

経歴

デビュー前

長尾潔厩舎（大井）へ入厩。

3歳（1998年）

11月13日、デビュー戦は桑島孝春騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。馬体重は498kg。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタカノブーケを途轍もない末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月2日、中2週で迎えた2戦目は、佐々木竹見騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1500m 内回り雨/重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のディナーレストランを3/4馬身振り切って2勝目をつかんだ。

12月21日、中2週で迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐々木竹見騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

4歳（1999年）

1月5日、中1週で迎えた4戦目は、一般C2七八（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したエムジーミニスターを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

1月21日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2五六七（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のフジノドルフィンを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

2月7日、中1週で迎えた6戦目は、渋谷区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた7戦目は、一般C1八九（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったダークリングに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月22日、中3週で迎えた8戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で桑島孝春騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた9戦目は、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で桑島孝春騎手（6戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアイミーンオーケーをクビ差振り切って4勝目を奪取した。

5月9日、中3週で迎えた10戦目は、おひつじ座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で桑島孝春騎手（7戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず10着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた11戦目は、草笛特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で桑島孝春騎手（8戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では超凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた12戦目は、いるか座特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で桑島孝春騎手（9戦3勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

7月7日、中0週で迎えた13戦目は、七夕特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で桑島孝春騎手（10戦3勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオプトライアンを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて優勝

7月23日、中1週で迎えた14戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で桑島孝春騎手（11戦4勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。