ハギノエーワン（1985年生、母スノーシヨツト）

Hagino A.One

1985.03.25

ハギノエーワン（1985年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のリマンド（当時20歳）と交配したスノーシヨツトが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地9戦2勝2着6回。主な勝ち鞍は1989年の国東特別(400万下)。

経歴

デビュー前

伊藤修司厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

11月5日、デビュー戦は増沢末夫騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は504kg。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアンサーズラッキーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月11日、中4週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の葺合特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったアイテイホマレにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（1989年）

1月20日、中5週で迎えた3戦目は、5歳以上900万下の新春賞（京都芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったチュニカオーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月11日、中2週で迎えた4戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1700m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったライトフェローにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月4日、中2週で迎えた5戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の淡路特別（阪神芝2500m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

8月26日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上400万下の国東特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のスガリーダーに1馬身3/4の差をつけて断然の支持に応えた。

5歳（1990年）

8月5日、約11か月半の休養明けで迎えた7戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯川特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、サラミスにハナ差交わされて2着に惜敗した。

9月1日、中3週で迎えた8戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の竜飛崎特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びを見せたが、リストレーションにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

9月15日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の仁山特別（函館芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、グリーンフリーダムに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。