ディンプル（2009年生、母ラフォルトゥナ）

ディンプル（2009年3月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「えくぼ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時10歳）と交配したラフォルトゥナが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方40戦13勝2着5回。2012年の福山3歳牝馬特別(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田島良保厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

11月5日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 小雨/良）に出走。馬体重は464kg。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた2戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

3歳（2012年）

3月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップストロベリー賞（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のキョウワドリームに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに16kg減らして迎えた4戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

7月1日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1900m 雨/重）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

7月22日、中2週で馬体重を前走からさらに15kg増やして迎えた6戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳（福山ダート1250m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンホースに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月5日、中1週で迎えた7戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の「オープニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のトーヨーマックスに7馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月18日、中1週で迎えた8戦目は、「オープニングとく戦」（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラオイデに8馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月9日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の福山3歳牝馬特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で寺地誠一騎手（2戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月13日、中4週で迎えた10戦目は、岡崎準騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（福山ダート1250m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のエムケープリンセスに1馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

10月28日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1一（福山ダート1250m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡崎準騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のシゲノチコクに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月10日、中1週で迎えた12戦目は、「本日IPAT全レース発売中!」とく戦（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡崎準騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月17日、連闘で迎えた13戦目は、きらきら★スプリント（福山ダート1250m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岡崎準騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4歳（2013年）

1月2日、中6週で迎えた14戦目は、一般B3二（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡崎準騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月19日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、一般C1一（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で岡崎準騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったビッグヘッドから1馬身差の2着に敗北した。

2月2日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1一（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岡崎準騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月9日、連闘で迎えた17戦目は、「本日IPAT全レース発売中!」とく戦（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で岡崎準騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1一（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で岡崎準騎手（8戦2勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月3日、連闘で迎えた19戦目は、桃の花スプリント（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で岡崎準騎手（9戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったハリファックスから2馬身差の2着となった。

3月18日、中1週で迎えた20戦目は、たんぽぽスプリント（福山ダート1250m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で岡崎準騎手（10戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のマルサンブライアンに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月23日、連闘で迎えた21戦目は、野田誠騎手を鞍上に迎えて、福山ジョッキーズグランプリ第1戦（福山ダート1250m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のプロパティーに半馬身の差をつけて制した。

4月20日、中3週で迎えた22戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、入野海岸Tシャツアート特別（高知ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

5月25日、中4週で迎えた23戦目は、下村瑠衣騎手を鞍上に迎えて、あつしちひろ結婚特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2-2（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で下村瑠衣騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた25戦目は、乗ろうよ路面電車特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で下村瑠衣騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1-3（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で下村瑠衣騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1 C2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で下村瑠衣騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

8月3日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1-5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で下村瑠衣騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るユキノプリシラを鬼脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利をモノにする

8月17日、中1週で迎えた29戦目は、手結住吉海岸特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で下村瑠衣騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のベーネに4馬身の差をつけて10勝目を達成した。

8月31日、中1週で迎えた30戦目は、花みょうがのてんぷら特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で下村瑠衣騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のリワードアンクを3/4馬身振り切って勝利数を11に伸ばす

9月21日、中2週で迎えた31戦目は、一般B4（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で下村瑠衣騎手（8戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、クラッカージャックに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月5日、中1週で迎えた32戦目は、一般B3（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で下村瑠衣騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のユキノベアハートに1馬身半の差をつけて優勝

10月19日、中1週で迎えた33戦目は、龍河洞特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で下村瑠衣騎手（10戦4勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた34戦目は、一般B3（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で下村瑠衣騎手（11戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた35戦目は、一般B3（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で下村瑠衣騎手（12戦4勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた36戦目は、一般B3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で下村瑠衣騎手（13戦4勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、エーシンラピッドに半馬身交わされて2着となった。

12月14日、中1週で迎えた37戦目は、須崎かわうその里特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は15戦連続で下村瑠衣騎手（14戦4勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

5歳（2014年）

1月1日、中2週で迎えた38戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、初夢特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

1月15日、中1週で迎えた39戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、全日本新人王争覇戦第2戦（高知ダート1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のヘイハチプリンセスをハナ差振り切って制した。

2月1日、中1週で迎えた40戦目は、土佐巻き特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は嬉勝則騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた41戦目は、土佐海援隊特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は下村瑠衣騎手（15戦4勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では稟性の闘志でゴールまでタレずに走り切り、4着に入り込んだ。

3月1日、中1週で迎えた42戦目は、一般B2（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で下村瑠衣騎手（16戦4勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダイワルビアに交わされて2馬身半差の2着となった。

3月8日、連闘で迎えた43戦目は、桜開花特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で下村瑠衣騎手（17戦4勝）。5頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず3着に終わった。

3月18日、中0週で迎えた44戦目は、はりまや盃（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で下村瑠衣騎手（18戦4勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。