ニューヴァージョン（2019年生、母ロリーフォードリー）

ニューヴァージョン（2019年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「新しい脚色」。毛色は鹿毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時7歳）と交配したロリーフォードリーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は有限会社吉田ファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳C2四。

経歴

デビュー前

坂口智康厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

1月9日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2200m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

3月19日、中7週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

7月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

7月9日、連闘で迎えた5戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

8月16日、中4週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた6戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（盛岡ダート1200m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のシャイニーダイヤに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月11日、中3週で迎えた7戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C2一（盛岡ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

11月27日、中8週で迎えた9戦目は、一般C2七（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアントウェルペンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

12月6日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシエラメンテに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月20日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた11戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（4戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のヤギリオーディンに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月31日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた12戦目は、C2（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（5戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、ウィンターアゲインにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2023年）

3月12日、中9週で迎えた13戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1一（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた15戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、一般C1一（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた16戦目は、マグオート賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1二（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るプリンスチャームを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って優勝

5月23日、中1週で迎えた18戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、JCSファーストステージ第2戦（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月30日、連闘で迎えた19戦目は、一般B2二（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた20戦目は、ジューンカップ（水沢ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2三（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったアルバリに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月11日、中1週で迎えた22戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

7月25日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2四（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2三（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。