ホーリーホック（2020年生、母ヒカルカグヤヒメ）

ホーリーホック（2020年4月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「立葵(花名)。花言葉は『大望、野心』」。毛色は栗毛。種牡馬のミュゼスルタン（当時8歳）と交配したヒカルカグヤヒメが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は浦河小林牧場。主な勝ち鞍は2023年の一般C4-2。

経歴

デビュー前

大江原哲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

6月25日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は466kg。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

3歳（2023年）

7月18日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた2戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、一般C4-2（門別ダート1000m 晴/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリワードセタレンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月1日、中1週で迎えた3戦目は、姥神大神宮渡御祭賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロワシュペールをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

8月22日、中2週で迎えた4戦目は、綿貫瞬賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小野楓馬騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキタノトパーズに5馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

9月6日、中1週で迎えた5戦目は、びらとり和牛・トマトまつり特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で小野楓馬騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

10月3日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、オレガノ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、トラミナーに半馬身交わされて2着となった。

10月19日、中1週で迎えた7戦目は、ブッドレア特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のコトヴィアをハナ差振り切って雨下の戦いを制した。

11月1日、中1週で迎えた8戦目は、しべつ牛乳特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したクリイロに半馬身届かず2着に敗北した。

4歳（2024年）

4月18日、約5か月半の休養明けで迎えた9戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー2（門別ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ツウカイアペックスに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

5月1日、中1週で迎えた10戦目は、アマリリス特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小野楓馬騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた11戦目は、ウツギ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（5戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた12戦目は、スターチス特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小野楓馬騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダグフォースに5馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

6月27日、中1週で迎えた13戦目は、ナンテン特別（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野楓馬騎手（7戦4勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るディーエスエンスーを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月17日、中2週で迎えた14戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、アジサイ特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のアイファーダイオウに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の大和撫子特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ハーイに交わされて1馬身半差の2着に敗れた。

11月7日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、馬籠宿特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

12月14日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田口貫太騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

5歳（2025年）

2月8日、中7週で迎えた18戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた19戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の大和なでしこ卵特別（姫路ダート1800m 曇/不良）に出走。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた20戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、飲んで応援!ひょうごの酪農賞（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

4月9日、中2週で迎えた21戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、陽炎特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた22戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月30日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、義衛62才誕生日おめでとう記念（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のドゥライトをクビ差振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

7月7日、中4週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた24戦目は、一般B4（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

8月13日、中4週で迎えた25戦目は、Ai設計室20周年記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で筒井勇介騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のキテヤイヨジに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月26日、中1週で迎えた26戦目は、処暑特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で筒井勇介騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のインヴェスターに1馬身半の差をつけて順当に勝利した。

9月23日、中3週で迎えた27戦目は、楽天競馬×楽天モバイル賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で筒井勇介騎手（6戦3勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のサブノチャンスに4馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

10月10日、中1週で迎えた28戦目は、栗きんとん特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で筒井勇介騎手（7戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた29戦目は、アンドロメダ座特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で筒井勇介騎手（8戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

11月27日、中4週で迎えた30戦目は、下呂温泉特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で筒井勇介騎手（9戦4勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。