ゲームマエストロ（2007年生、母ウエストローズ）

ゲームマエストロ（2007年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ゲームの巨匠」。毛色は青毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時7歳）と交配したウエストローズが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村上欽哉牧場。戦績は、中央平地11戦3勝2着2回。2010年のセントライト記念(G2)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、村上欽哉牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、薗部博之によって1,365万円で落札された。

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

10月10日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったドロに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2010年）

1月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、5着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るフェイルノートを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳500万下の八重桜賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた5戦目は、3歳以上500万下の佐渡金銀山特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマイネルドルチェに2馬身の差をつけて優勝

9月19日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（5戦2勝）。17頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

11月1日、中5週で迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の精進湖特別（東京芝1800m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のダイワファルコンをハナ差振り切って3勝目を手に入れた。

4歳（2011年）

5月15日、約6か月半の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上1600万下のきぼう賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（7戦2勝）。17頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の鹿野山特別（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したニシノメイゲツを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月9日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の千葉日報杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（9戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。