エクトゥシュタール（2020年生、母レディナデシコ）

エクトゥシュタール（2020年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「真に鋼鉄のような堅さ、強い能力(独)。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルスティール（当時8歳）と交配したレディナデシコが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は嶋田牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着2回、地方6戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2024年の雪見特別(一般B1)。

経歴

デビュー前

和田雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

9月4日、デビュー戦は荻野極騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。17頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた2戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

12月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

12月17日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（2023年）

3月25日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

4月8日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、伸びてきたワールズコライド決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

7月2日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で柴田大知騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

9月3日、中8週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田大知騎手（6戦0勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったキタサンドーシンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

2023年9月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4歳（2024年）

1月9日、約4か月半の休養明けで迎えた10戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般B7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のゲンパチボロネーゼに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

1月22日、中1週で迎えた11戦目は、雪見特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のイノに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月6日、中1週で迎えた12戦目は、一般A6（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

2月19日、中1週で迎えた13戦目は、一般A7（笠松ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原幹生騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた14戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般A5（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、ワンダフルライフにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

3月18日、中1週で迎えた15戦目は、一般A5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4月30日、中5週で迎えた16戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。