クリノオウジャ（2016年生、母ブルーボックスボウ）

クリノオウジャ（2016年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+王者」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時13歳）と交配したブルーボックスボウが19歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は林孝輝。戦績は、中央平地34戦2勝2着6回、中央障害6戦1勝。2023年の障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

12月2日、デビュー戦は岡田祥嗣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

3歳（2019年）

1月19日、中6週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、5着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したアルファライズにハナ差届かず2着に甘んじた。

4月13日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーセンオリンピアを次元の違う末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

6月2日、中6週で迎えた6戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの城崎特別（阪神芝2000m 雨/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた7戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの奥尻特別（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

7月21日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

11月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの二本松特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたカフジジュピター決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

11月17日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラスの高湯温泉特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったダイワダグラスに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月1日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

4歳（2020年）

1月25日、中7週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラスの脊振山特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克駿騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克駿騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克駿騎手（5戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

4月18日、中7週で迎えた15戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの川俣特別（福島芝1800m 雨/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、逃げるアグネススターダムにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月9日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラスの春日山特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったブルーエクセレンスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月23日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラスの荒川峡特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野極騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したロゼフェニックスにアタマ差届かず2着に甘んじた。

7月25日、中8週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラスの燕特別（新潟芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝2200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた20戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの都井岬特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（6戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

10月31日、中7週で迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラスの二本松特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のイルーシヴゴールドを半馬身振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

5歳（2021年）

1月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの宇佐特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

5月2日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、4歳以上2勝クラスの魚野川特別（新潟芝2000m 外回り曇/重）に出走。鞍上は森裕太朗騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

11月7日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの三陸特別（福島芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で森裕太朗騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

11月14日、連闘で迎えた26戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

6歳（2022年）

2月5日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた27戦目は、4歳以上2勝クラスの玄海特別（小倉芝1800m 雪/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

2月26日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた28戦目は、4歳以上2勝クラスの八代特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（5戦1勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

3月20日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた29戦目は、4歳以上2勝クラスの摂津特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（6戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

4月16日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上2勝クラスの千種川特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（7戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月1日、中1週で迎えた31戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの山陽特別（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

5月29日、中3週で迎えた32戦目は、4歳以上2勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（8戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた33戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの舞子特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では最後まで息が続かず16着に敗れた。

10月1日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、3歳以上2勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（9戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

10月30日、中3週で迎えた35戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内雨/良）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた36戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のモーニングアヤメをクビ差制して久しぶりに勝ち星を挙げた。

7歳（2023年）

2月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた37戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

3月18日、中4週で迎えた38戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で難波剛健騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた39戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り雨/重）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で難波剛健騎手（4戦1勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月18日、約7か月の休み明けで迎えた40戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で難波剛健騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

2023年11月30日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。