ジョウテンセレブ（2000年生、母ミヤギミノル）

ジョウテンセレブ（2000年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時13歳）と交配したミヤギミノルが16歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は田上徹。戦績は、地方17戦7勝2着2回。2003年のロジータ記念(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田上稔から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

八木仁厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2002年）

9月11日、デビュー戦は酒井忍騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 晴/重）に出走。馬体重は449kg。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフジノゲランに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月15日、中8週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のフジノゲランに1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

12月30日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のオークス（優駿牝馬）（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦2勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

3歳（2003年）

2月13日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳オープンのユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に敗れた。

7月22日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、3歳戦の夾竹桃特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のフルーツバスケットを半馬身振り切って休養明け初戦を制した。

8月21日、中3週で迎えた6戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の鳳仙花特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のチョウサンタイガーを半馬身振り切って優勝

9月3日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の紫苑特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスウォードクラフトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

11月13日、中9週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマルダイメグにアタマ差届かず2着に惜敗した。

12月19日、中4週で迎えた9戦目は、冬至特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスピードアレックスを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

4歳（2004年）

1月1日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦の迎春賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月25日、中7週で迎えた11戦目は、ダイヤモンドダスト特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（5戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

3月31日、中4週で迎えた12戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦の’04スパーキングスプリングチャレンジ（川崎ダート2000m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4月26日、中3週で迎えた13戦目は、エイプリルスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（6戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマスコットアイに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月6日、中5週で迎えた14戦目は、キング・ビジョン賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（7戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエスプリシルバーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月20日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた15戦目は、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は酒井忍騎手（5戦3勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

11月23日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から11kg戻して迎えた16戦目は、小春特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（8戦4勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

12月22日、中3週で迎えた17戦目は、冬木立特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（6戦3勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。