タケショウカヅチ（2007年生、母メイショウクンプウ）

タケショウカヅチ（2007年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋日本神話に登場する神・タケミカヅチより」。毛色は鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時10歳）と交配したメイショウクンプウが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は山口幸雄。戦績は、中央平地24戦3勝2着6回、地方6戦2勝。主な勝ち鞍は2012年の白馬岳特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

8月15日、デビュー戦は伊藤工真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は480kg。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月11日、中7週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたマイネピアチェ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月24日、中1週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤工真騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したケイアイツバキにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月6日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

3歳（2010年）

2月6日、中5週で迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトーセンドンファンを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月5日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したデュークビスティーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

9月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では稲妻のようなを披露したが、3着に終わった。

10月20日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、ブーゲンビレア特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた11戦目は、サフラン特別（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた12戦目は、ガーベラ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた13戦目は、名古屋チャレンジカッププロメテウス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスターペスレイコを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2011年）

1月13日、中5週で迎えた14戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、マルチビクトリー特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

1月27日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、姫椿特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のキングサラディンに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月19日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

4月30日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の高田城特別（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた18戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、マキハタビリケンに交わされて1馬身半差の2着となった。

6月12日、中2週で迎えた19戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の鳥海山特別（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のメイショウドレイクをクビ差振り切って3勝目を獲得した。

7月3日、中2週で迎えた20戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の野田特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

9月4日、中8週で迎えた21戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のフィリピントロフィー（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月24日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上500万下の千歳特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、オリエンタルジェイに交わされて3馬身差の2着となった。

10月15日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた23戦目は、3歳以上500万下の大形特別（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のトルバドゥールをクビ差振り切って1番人気に応えた。

12月17日、中8週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた24戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の香取特別（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均ペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張り、3着を確保した。

5歳（2012年）

1月28日、中5週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

3月24日、中7週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の利根川特別（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

5月6日、中5週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の日吉特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

5月20日、中1週で迎えた28戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の白馬岳特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のウインクに2馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

6月23日、中4週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に敗れた。

6月30日、連闘で迎えた30戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の白川郷ステークス（中京ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。