アンフィーサ（2015年生、母ティークリッパー）

アンフィーサ（2015年3月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ギリシャ語の『花が咲く』に由来する人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時16歳）と交配したティークリッパーが21歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方16戦3勝。2017年のウィナーズチャレンジ14に勝利した他、2017年のウィナーズチャレンジ11で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2017年）

5月24日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のハルティアに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月29日、中4週で迎えた2戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

8月24日、中7週で迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ5（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた4戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのAIR-G’開局35周年特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた5戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ11（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

10月26日、中1週で迎えた6戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のクロスウィンドに1馬身の差をつけて優勝

11月9日、中1週で迎えた7戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ14（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のトチノペガサスに1馬身半の差をつけて3勝目を収める

11月26日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定2歳M2のプリンセスカップ（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

3歳（2018年）

2月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のクロッカス特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3月30日、中4週で迎えた10戦目は、3歳戦のゆきやなぎ特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦のマーガレット特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

7月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、王冠賞観戦バスツアー特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手が足りず15着に終わった。

9月27日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、様似町アポイ山荘特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた15戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、ヤマモミジ特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた16戦目は、三石産米トキノミノル特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月8日、中1週で迎えた17戦目は、カトレア特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。

4歳（2019年）

3月3日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

4月6日、中4週で迎えた19戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた20戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

5月5日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

12月8日、約7か月の休み明けで迎えた22戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

5歳（2020年）

1月11日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず15着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた24戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

2020年1月31日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。