ノルカソルカ（2007年生、母ファインハッピー）

ノルカソルカ（2007年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「伸るか反るか」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスフライト（当時10歳）と交配したファインハッピーが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方23戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2010年の3歳C2四。

経歴

デビュー前

尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

8月15日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた2戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

3歳（2010年）

3月11日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた3戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストホイップ特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

5月9日、中7週で迎えた4戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

7月4日、中7週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は小林久晃騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

8月1日、中3週で迎えた6戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、サマーブルーヘブンに交わされて3馬身差の2着となった。

8月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C2四（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のケイビイスペンサーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月29日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

9月11日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2六（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で南郷家全騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーホウテルヒメに9馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月4日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で南郷家全騎手（5戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のキングサーベルをアタマ差振り切って断然人気に応えた。

10月17日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で南郷家全騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

10月25日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で南郷家全騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、勝ったゲイリークインに詰め切れず、約10馬身差の2着に敗北した。

11月8日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で南郷家全騎手（8戦3勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるように疾駆したが、シャイニーサンデーに半馬身交わされて2着となった。

11月23日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で南郷家全騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

11月28日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で南郷家全騎手（10戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、アズマクロシオに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月12日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で南郷家全騎手（11戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、ダンドリューに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月20日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で南郷家全騎手（12戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

4歳（2011年）

1月9日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で南郷家全騎手（13戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリュウノグローリアを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた20戦目は、がんばろう岩泉（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で南郷家全騎手（14戦4勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

5月30日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた21戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で南郷家全騎手（15戦4勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で南郷家全騎手（16戦4勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は18戦連続で南郷家全騎手（17戦4勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で南郷家全騎手（18戦4勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた25戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で南郷家全騎手（19戦4勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で南郷家全騎手（20戦4勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

9月5日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は22戦連続で南郷家全騎手（21戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。