ナムラフランク（2019年生、母ナムラヒラリー）

ナムラフランク（2019年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+率直、気さく」。毛色は青鹿毛。種牡馬のミッキーアイル（当時8歳）と交配したナムラヒラリーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はナカノファーム。2024年の越後ステークス(オープン)に勝利した他、2024年の令月ステークス(オープンハンデ)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鈴木孝志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

12月5日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、クールココナヒメに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

3歳（2022年）

1月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

2月26日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレッドアクトゥールに7馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月27日、中3週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、3着に入った。

9月11日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で和田竜二騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はルヴェルジェと並んで2着同着となった。

10月10日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で和田竜二騎手（7戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

12月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のように急駛したが、伸びてきたダイリュウブラック決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4歳（2023年）

1月14日、中2週で迎えた10戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/重）に58kgの斤量を背負って出走。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフラップシグナスを途轍もない末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて2勝目をマークした。

2月12日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（8戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

4月8日、中7週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るスマートラプターを豪脚でクビ差だけ差し切って優勝

7月23日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスの桶狭間ステークス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（9戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

12月2日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた15戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの妙見山ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

12月17日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上3勝クラスの御影ステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

5歳（2024年）

1月6日、中2週で迎えた17戦目は、A.A.ルメートル騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの門松ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて7着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた18戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの令月ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

3月31日、中7週で迎えた19戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの陽春ステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアルムラトゥールを上がり4位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

4月20日、中2週で迎えた20戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、天王山ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた21戦目は、越後ステークス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は菱田裕二騎手（1戦1勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のクインズメリッサをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

11月9日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンの室町ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（2戦2勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。