アスリエル（2019年生、母スイートライラ）

アスリエル（2019年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のディーマジェスティ（当時6歳）と交配したスイートライラが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。主な勝ち鞍は2022年のFunabashiJockeysFestival2022（Final1）(一般C2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、シンボリ牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって704万円で落札された。

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額1,400万円（3.5万×400口）で一口馬主が募集された。

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

3月20日、デビュー戦は永野猛蔵騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入った。

5月29日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で永野猛蔵騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月25日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館ダート2400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

7月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝2400m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦0勝）。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

10月26日、中9週で迎えた8戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

11月28日、中4週で迎えた9戦目は、高橋利幸騎手を鞍上に迎えて、FunabashiJockeysFestival2022（9th）（船橋ダート2200m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた10戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、FunabashiJockeysFestival2022（Final1）（船橋ダート2200m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のリンクスアイをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2023年）

1月20日、中3週で迎えた11戦目は、ガーネット2200（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って6着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた12戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、アークトゥルス賞（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず3着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた13戦目は、プリマヴェーラ賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた14戦目は、アクアマリン2200（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

5月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、月見草特別（浦和ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったフタイテンロックに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月20日、中2週で迎えた16戦目は、夏至（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、伸びてきたブッシュドノエル決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月22日、中4週で迎えた17戦目は、ルビー（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた18戦目は、クルクマ賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（5戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

9月5日、中3週で迎えた19戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、ブラッドストーン賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

10月3日、中3週で迎えた20戦目は、一般B1二（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた21戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般B1二（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

10月30日、中1週で迎えた22戦目は、夢・希望未来へ前進（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた23戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、M2の北上川大賞典（盛岡ダート2600m 曇/不良）に出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

11月27日、連闘で迎えた24戦目は、一般B1三（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

12月10日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、B1三組（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

12月25日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた26戦目は、バイオタイト賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

5歳（2024年）

3月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、カイヤナイト賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた28戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた29戦目は、B2三組（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。