トウショウリープ（1997年生、母リバーフエイム）

トウショウリープ（1997年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時8歳）と交配したリバーフエイムが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地28戦6勝2着2回、地方1戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年のバレンタインステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

6月24日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京芝1400m 雨/不良）に出走。馬体重は456kg。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネラフィーネに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2001年）

3月4日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた2戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた3戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの東風ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に48kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた4戦目は、4歳以上900万下（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたジョイアサーティン決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

5月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の高尾特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

5月21日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた6戦目は、フレンドリーカップターフ（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、グッドマイスターにハナ差交わされて2着に甘んじた。

6月9日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のグレートサンに2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

7月1日、中2週で迎えた8戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く粘り込んで、最後は2着のシルバーアローを3/4馬身振り切って1番人気に応えた。

10月21日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の紅葉特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ウインブレイズに3/4馬身交わされて2着となった。

11月4日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のイブキコマンダーに3馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

11月17日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の相模湖特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（8戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のイブキコマンダーを半馬身振り切ってファンの高評価に応えた。

12月15日、中3週で迎えた12戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、G2のCBC賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

5歳（2002年）

1月12日、中3週で迎えた13戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、淀短距離ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

2月9日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のバレンタインステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（9戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のイカルスドリームに1馬身1/4の差をつけて6勝目を奪取した。

2月24日、中1週で迎えた15戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

3月24日、中3週で迎えた16戦目は、G1の高松宮記念（中京芝1200m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

5月12日、中6週で迎えた17戦目は、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（10戦5勝）。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

7月14日、中8週で迎えた18戦目は、NSTオープン（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（11戦5勝）。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた19戦目は、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（12戦5勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

11月24日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、アンドロメダステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（13戦5勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

6歳（2003年）

11月1日、約11か月半の休み明けで迎えた21戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は高橋智大騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

7歳（2004年）

1月5日、中6週で迎えた23戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた24戦目は、淀短距離ステークス（京都芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデG3のシルクロードステークス（京都芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた26戦目は、オーシャンステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（14戦5勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

4月17日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、京葉ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は高橋智大騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

5月29日、中5週で迎えた28戦目は、欅ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（15戦5勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

11月28日、約6か月の休み明けで迎えた29戦目は、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小池隆生騎手（3戦0勝）。18頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が上がってしまい17着に終わった。