タイガノゴトク（1999年生、母スズノマミー）

タイガノゴトク（1999年4月4日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のトライバルセンプー（当時22歳）と交配したスズノマミーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は坂本智広。戦績は、地方28戦5勝2着4回。2001年のヤングチャンピオン(アラ系2歳)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、坂本智広から「北海道9月市場アングロアラブ2歳」に上場されたが主取りとなった。

中尾信一厩舎（荒尾）へ入厩。

2歳（2001年）

7月22日、デビュー戦は西村栄喜騎手を鞍上に据えて、アラ系2歳（荒尾ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は431kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のカツイチサクラに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月4日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のほうせんか賞（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村栄喜騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月8日、中4週で迎えた3戦目は、高山伸一騎手を鞍上に迎えて、アラ系2歳（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月14日、中4週で迎えた4戦目は、2歳ハンデ戦の紅葉賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山伸一騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた5戦目は、2歳オープンのヤングチャンピオン（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高山伸一騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月5日、中2週で迎えた6戦目は、アラ系2歳（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高山伸一騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のはぼたん賞（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で高山伸一騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3歳（2002年）

1月1日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた8戦目は、3歳オープンの門松賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高山伸一騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月11日、中5週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた9戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスキーサンセイに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月24日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

11月23日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、アラ系3歳以上B3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シュワルツワンダーに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月15日、中2週で迎えた12戦目は、アラ系3歳以上B3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長田進仁騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ホーエイテットにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月30日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系3歳以上B3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で長田進仁騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

4歳（2003年）

1月18日、中2週で迎えた14戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳以上B2 B3（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシゲルハナサンゴに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月1日、中1週で迎えた15戦目は、アラ系3歳以上B2 B3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は長田進仁騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキヨノサウンドを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

2月15日、中1週で迎えた16戦目は、アラ系3歳以上B2 B3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた17戦目は、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ツキガタクニミに交わされて1馬身差の2着となった。

3月16日、中1週で迎えた18戦目は、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で長田進仁騎手（8戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

4月13日、中3週で迎えた19戦目は、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で長田進仁騎手（9戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた20戦目は、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で長田進仁騎手（10戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のトシブルバードを半馬身振り切って4勝目をつかんだ。

5月17日、中2週で迎えた21戦目は、アラ系3歳以上A3 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で長田進仁騎手（11戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた22戦目は、岡元隆太騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳以上A3 B2（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトシブルバードに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月21日、中2週で迎えた23戦目は、シラサギ特別（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡元隆太騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

8月14日、中7週で迎えた24戦目は、ライチョウ特別（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡元隆太騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

8月23日、連闘で迎えた25戦目は、ヤマドリ特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡元隆太騎手（3戦1勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

10月4日、中5週で迎えた26戦目は、ホオジロ特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡元隆太騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた27戦目は、カワセミ特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡元隆太騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた28戦目は、トキ特別（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岡元隆太騎手（6戦1勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。