ハードフォービート（1985年生、母マイリークイン）

Hard for Beat

1985.04.16

ハードフォービート（1985年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハードツービート（当時16歳）と交配したマイリークインが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地17戦0勝2着3回、地方35戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1991年の一般。

経歴

デビュー前

野平祐二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

11月14日、デビュー戦は田中清隆騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中清隆騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

12月27日、中3週で迎えた3戦目は、関口睦介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。20頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、6着を確保した。

3歳（1988年）

1月30日、中4週で迎えた4戦目は、杉浦宏昭騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったハセアプサラに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月5日、中2週で迎えた6戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2200m 雨/不良）に出走。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったローヤルドラゴンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

6月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中清隆騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中清隆騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月8日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中清隆騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた11戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 小雨/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったシンストロングをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。

11月12日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

11月20日、連闘で迎えた13戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

12月17日、中3週で迎えた14戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

4歳（1989年）

2月4日、中6週で迎えた15戦目は、古川寛和騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

2月12日、連闘で迎えた16戦目は、5歳以上400万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で古川寛和騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

2月19日、連闘で迎えた17戦目は、5歳以上400万下（小倉芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で古川寛和騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

4月2日、中5週で迎えた18戦目は、阿部正義騎手を鞍上に迎えて、若草賞（三条ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた19戦目は、一般B1ロ（三条ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部正義騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月12日、中6週で迎えた20戦目は、大枝幹也騎手を鞍上に迎えて、一般B1イ（三条ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月11日、中3週で迎えた21戦目は、冨士木秀四郎騎手を鞍上に迎えて、一般B2イ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で冨士木秀四郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた23戦目は、一般B1ロ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で冨士木秀四郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で冨士木秀四郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた25戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で冨士木秀四郎騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた26戦目は、星川兼一郎騎手を鞍上に迎えて、一般B2イ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月19日、中7週で迎えた27戦目は、一般B3イ（上山ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は冨士木秀四郎騎手（5戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた28戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は星川兼一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

5歳（1990年）

4月16日、約4か月半の休養明けで迎えた29戦目は、一般B1ロ（上山ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は冨士木秀四郎騎手（6戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月28日、中5週で迎えた30戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で冨士木秀四郎騎手（7戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で冨士木秀四郎騎手（8戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月5日、中7週で迎えた32戦目は、渡辺正彦騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1100m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月13日、連闘で迎えた33戦目は、一般（盛岡ダート1100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺正彦騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた34戦目は、一般（盛岡ダート1100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺正彦騎手（2戦0勝）。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月24日、中3週で迎えた35戦目は、一般（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺正彦騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のハヤトザクラに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月8日、中1週で迎えた36戦目は、一般（水沢ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺正彦騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったマンテンボシからアタマ差の2着に甘んじた。

10月20日、中1週で迎えた37戦目は、一般（盛岡ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺正彦騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジノシンズイから1馬身差の2着となった。

11月5日、中1週で迎えた38戦目は、一般（盛岡ダート1420m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺正彦騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイアンブライトからアタマ差の2着に甘んじた。

11月17日、中1週で迎えた39戦目は、一般（盛岡ダート1420m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で渡辺正彦騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた40戦目は、西康志騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1420m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた41戦目は、一般（水沢ダート1420m 小雪/稍重）に出走。鞍上は渡辺正彦騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6歳（1991年）

4月6日、約3か月半の休み明けで迎えた42戦目は、一般（盛岡ダート1420m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺正彦騎手（9戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月13日、連闘で迎えた43戦目は、一般（盛岡ダート1420m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺正彦騎手（10戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた44戦目は、一般（盛岡ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺正彦騎手（11戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた45戦目は、一般（盛岡ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺正彦騎手（12戦1勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月18日、連闘で迎えた46戦目は、一般（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺正彦騎手（13戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のカネコプリンセスをクビ差制して2勝目を手中に収めた。

5月25日、連闘で迎えた47戦目は、一般（水沢ダート1420m 曇/良）に出走。鞍上は西康志騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月3日、中9週で迎えた48戦目は、一般（盛岡ダート1420m 雨/不良）に出走。鞍上は渡辺正彦騎手（14戦2勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた49戦目は、一般（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺正彦騎手（15戦2勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月31日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた50戦目は、一般（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺正彦騎手（16戦2勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた51戦目は、一般（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺正彦騎手（17戦2勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた52戦目は、一般（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺正彦騎手（18戦2勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。