スパイラルダイブ（2014年生、母スパイラルリング）

スパイラルダイブ（2014年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「航空機のショーで行われる曲技の一つ」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時16歳）と交配したスパイラルリングが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2021年のアメジストステークス(3勝クラスハンデ)。

経歴

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

10月30日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は424kg。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したバルデスにハナ差届かず2着となった。

3歳（2017年）

5月20日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

8月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、伸びてきたエリティエール決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月26日、中1週で迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、5着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したクインズゴールドを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月14日、中7週で迎えた6戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスリーソードシチーに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のタガノヴァンを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

4歳（2018年）

3月18日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のモクレレに2馬身の差をつけて制した。

8月19日、約5か月の休養明けで迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったサトノキングダムにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

10月27日、中9週で迎えた10戦目は、C.オドノヒュー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のサトノマックスを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

5歳（2019年）

1月27日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、O.マーフィー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のゴージャスランチに1馬身1/4の差をつけて5勝目を掴み取った。

4月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、4歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では圧巻の末脚を披露したが、4着に終わった。

6月15日、中7週で迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスのジューンステークス（東京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

10月20日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの甲斐路ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上3勝クラスの修学院ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上はO.マーフィー騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6歳（2020年）

2月23日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、S.フォーリー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのアメジストステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

5月31日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのむらさき賞（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、4着に終わった。

8月8日、中9週で迎えた18戦目は、3歳以上3勝クラスの佐渡ステークス（新潟芝1800m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では超凡な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、3歳以上3勝クラスの甲斐路ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上3勝クラスのノベンバーステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

7歳（2021年）

2月21日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのアメジストステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のサペラヴィを3/4馬身振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。