サペラヴィ（2017年生、母セミニョン）

サペラヴィ（2017年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「色をつける(ジョージア語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のローズキングダム（当時10歳）と交配したセミニョンが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はサンシャイン牧場。2023年の新潟ジャンプステークス(JG3)で3着に入った他、2023年の障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

7月13日、デビュー戦は井上敏樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

8月4日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上敏樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のトロワシャルムをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

9月22日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦1勝）。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず3着に終わった。

11月30日、中9週で迎えた5戦目は、2歳1勝クラスの葉牡丹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

3歳（2020年）

1月26日、中7週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラスの若竹賞（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

3月1日、中4週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラスの水仙賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

4月18日、中6週で迎えた8戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの山藤賞（中山芝2000m 雨/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

5月9日、中2週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた9戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

6月28日、中6週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のディアセオリーに1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにする

7月11日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの猪苗代特別（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（6戦2勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

9月21日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、3歳G2の朝日杯セントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（7戦2勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

10月25日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスのtvk賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（8戦2勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの精進湖特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（9戦2勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサトノセシルを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月29日、中2週で迎えた15戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのウェルカムステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。

4歳（2021年）

2月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのアメジストステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（10戦3勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、伸びてきたスパイラルダイブ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5月2日、中9週で迎えた17戦目は、4歳以上3勝クラスの府中ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（11戦3勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

5月30日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのむらさき賞（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（12戦3勝）。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

8月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの日本海ステークス（新潟芝2200m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた20戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのムーンライトハンデキャップ（中京芝2200m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

10月24日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの甲斐路ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（13戦3勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

11月28日、中4週で迎えた22戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は一杯になって15着に終わった。

5歳（2022年）

1月8日、中5週で迎えた23戦目は、4歳以上3勝クラスの寿ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は泉谷楓真騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

2月5日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの早春ステークス（東京芝2400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

4月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの府中ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き13着に終わった。

6月11日、中5週で迎えた26戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのジューンステークス（東京芝2400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

8月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のヴァンクールシルクに5馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

10月22日、中7週で迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田勇亮騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月19日、中3週で迎えた29戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田勇亮騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

6歳（2023年）

2月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの早春ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を5馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、ククナにクビ差交わされて2着となった。

5月6日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた31戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内雨/良）に出走。鞍上は江田勇亮騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のアストラエンブレムに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

7月29日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた32戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田勇亮騎手（4戦2勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

10月9日、中9週で馬体重を前走から26kg戻して迎えた33戦目は、3歳以上3勝クラスの六社ステークス（東京芝2400m 雨/重）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた34戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は江田勇亮騎手（5戦2勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7歳（2024年）

2月3日、約3か月の休養明けで迎えた35戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのジャパンカップ2023年ロンジンワールドベストレース受賞記念（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

4月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた36戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。