トロワシャルム（2017年生、母チューニー）

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、村野康司によって4,428万円で落札された。

2歳（2019年）

6月30日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 雨/不良）に出走。馬体重は446kg。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、コンドゥクシオンに3/4馬身交わされて2着となった。

9月1日、中8週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたサペラヴィ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

3歳（2020年）

1月18日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、O.マーフィー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 小雪/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

2月22日、中4週で迎えた4戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/重）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

4月25日、中8週で迎えた5戦目は、L.ヒューイットソン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入った。

5月24日、中3週で迎えた6戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったアイブランコにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

6月14日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月15日、中8週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

10月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの二本松特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

4歳（2021年）

4月17日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

5月20日、中4週で迎えた11戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったタガノオボロに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

6月11日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るハッピーペコを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月2日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月28日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったラブキーセキにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

8月20日、中2週で迎えた15戦目は、サルビア賞（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったチェリーオリオンに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

9月10日、中2週で迎えた16戦目は、コスモス賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアナザーエンドに4馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

10月1日、中2週で迎えた17戦目は、さざんか賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のラブキーセキに2馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

5歳（2022年）

1月29日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた18戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

2月12日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

3月26日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

4月24日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた21戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1600m 雨/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

12月25日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は西塚洸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のデリシュレーヌを3/4馬身振り切って休み明け初戦を制した。

6歳（2023年）

3月4日、中9週で迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西塚洸二騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

5月7日、中8週で迎えた24戦目は、4歳以上2勝クラスの立川特別（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は一杯になって15着に敗れた。

7月29日、中8週で迎えた26戦目は、3歳以上2勝クラスの麒麟山特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（5戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

10月8日、中9週で迎えた27戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

2023年10月11日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

11月11日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C2-5（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャープレシオに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月25日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた29戦目は、小雪特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したペイシャワールドを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

12月10日、中1週で迎えた30戦目は、C1-5（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のブーケオブアイリスに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2021年10月6日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

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