タガノオボロ（2017年生、母タガノシビル）
Tagano Oboro
2017.04.28
タガノオボロ（2017年4月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋おぼろ（物の姿がかすんではっきりしないさま）」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時9歳）と交配したタガノシビルが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は有限会社新冠タガノファーム。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上C2。
経歴
デビュー前
安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2019年）
11月16日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。
12月15日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。
3歳（2020年）
2月23日、中9週で迎えた3戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。
3月15日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の闘志でゴールまで頑張り、3着に入った。
4月11日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。
4歳（2021年）
2月16日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた6戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったアドマイヤグルスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。
4月14日、中7週で迎えた7戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴェリタスキングに約10馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。
5月20日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐々木世麗騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトロワシャルムに9馬身の差をつけて1番人気に応えた。
6月16日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐々木世麗騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のダノンディアマンテに1馬身3/4の差をつけて断然の支持に応えた。
7月23日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で佐々木世麗騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のエコロディバインに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
8月20日、中3週で迎えた11戦目は、涼風特別（園田ダート1400m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で佐々木世麗騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデイジーフラッシュに9馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。
9月30日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で佐々木世麗騎手（5戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。
11月16日、中6週で迎えた13戦目は、なにわの畜産ひろば特別（園田ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で佐々木世麗騎手（6戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハギノアグレッシブに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。
5歳（2022年）
1月2日、中6週で迎えた14戦目は、そのだは面白い!第12回青芝フック杯（園田ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で佐々木世麗騎手（7戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、ゼットパールにクビ差交わされて2着に惜敗した。
2月15日、中5週で迎えた15戦目は、DASH福山駅前特別（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。
3月29日、中5週で迎えた16戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、兵庫県産たまご特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。
4月27日、中3週で迎えた17戦目は、長尾翼玖騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。
8月18日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた18戦目は、神河町カーミン特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は笹田知宏騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、ワーイズオーバーに交わされて1馬身1/4差の2着となった。
10月14日、中7週で迎えた19戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、日本酒で乾杯のまち多可町特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のカトゥールを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。
12月6日、中7週で迎えた20戦目は、近江しゃも特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は笹田知宏騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のザプラウドワンズに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。
6歳（2023年）
2月7日、中8週で迎えた21戦目は、小野市白雲谷温泉ゆぴか特別（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。
3月14日、中4週で迎えた22戦目は、兵庫馬事畜産特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。
4月13日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笹田知宏騎手（5戦1勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、ホテルカリホルニアに交わされて3馬身差の2着に敗れた。
5月10日、中3週で迎えた24戦目は、濱尚美騎手を鞍上に迎えて、薫風特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったホテルカリホルニアに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。
6月16日、中4週で迎えた25戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で濱尚美騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のテーオーターナーに1馬身半の差をつけて9勝目を掴み取った。
7月12日、中3週で迎えた26戦目は、小野ひまわり特別（園田ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で濱尚美騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。
8月25日、中5週で迎えた27戦目は、夕刊フジ・zakzak賞（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は笹田知宏騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、テーオーターナーに交わされて1馬身差の2着となった。
9月22日、中3週で迎えた28戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、はないち尼崎・西宮カップ（園田ダート1230m 小雨/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。
10月26日、中4週で迎えた29戦目は、DASHよかわ開設15周年記念（園田ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小谷周平騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリバプールタウンに1馬身3/4の差をつけて10勝目を達成した。
12月14日、中6週で迎えた30戦目は、近江米特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小谷周平騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。
7歳（2024年）
1月11日、中3週で迎えた31戦目は、牝馬限定戦のコウノトリ賞（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小谷周平騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。