ホテルカリホルニア（2017年生、母アドバンスクラーレ）

ホテルカリホルニア（2017年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「曲名」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時18歳）と交配したアドバンスクラーレが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は恵比寿興業株式会社那須野牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上B1二。

経歴

デビュー前

当歳のとき、恵比寿興業那須野牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、池谷誠一によって2,052万円で落札された。

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

1月5日、デビュー戦はS.フォーリー騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月20日、約5か月半の休み明けで迎えた2戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したピースボヌールにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続でD.レーン騎手（1戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

7月26日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

10月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg戻して迎えた5戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレーニンテソーロに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月5日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトーアセレーネに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

12月1日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヒロインを3/4馬身振り切って断トツの支持に応えた。

12月28日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のバーゲニングパワーに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2021年）

1月26日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るバルボアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

2月23日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上B1二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のオウケンファイターを3/4馬身振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

4月24日、中8週で迎えた11戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したリュウグウハヤブサを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月9日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月18日、中9週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

12月28日、約5か月半の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（2022年）

1月23日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

4月2日、中9週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

5月15日、中5週で迎えた17戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上はD.レーン騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でD.レーン騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

12月4日、約5か月半の休み明けで迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

12月17日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

2022年12月26日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

6歳（2023年）

2月7日、中6週で迎えた22戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グングンと末脚を伸ばして、最後は2着のオリエンタルメラクに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月8日、中3週で迎えた23戦目は、ひめじ広峰特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイシンタイマーに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月13日、中4週で迎えた24戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタガノオボロを凄まじい末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月10日、中3週で迎えた25戦目は、薫風特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のタガノオボロに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月8日、中3週で迎えた26戦目は、兵庫馬事畜産特別（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（4戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るニネンビーグミを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

9月27日、約3か月半の休養明けで迎えた27戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（5戦5勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

10月25日、中3週で迎えた28戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、奈良県酪農特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のサンドストームに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月22日、中3週で迎えた29戦目は、胆振軽種馬農業協同組合特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（6戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったドンフクリンにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

12月13日、中2週で迎えた30戦目は、近畿畜産特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（7戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したクリノカイザーにクビ差届かず2着に甘んじた。

2021年2月24日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

7歳（2024年）

3月28日、約3か月半の休養明けで迎えた31戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（8戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシュネルクィーンをハナ差振り切ってファンの期待に応えた。

2021年2月24日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。