ドンフクリン（2019年生、母スターライラック）

ドンフクリン（2019年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+福臨。福が降臨する」。毛色は栗毛。種牡馬のアジアエクスプレス（当時8歳）と交配したスターライラックが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は庄野牧場。戦績は、中央平地14戦0勝、地方8戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2022年の花見月賞。

経歴

デビュー前

庄野靖志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

11月20日、デビュー戦は加藤祥太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

3歳（2022年）

3月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の花見月賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジョーヌヴェールに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月8日、中7週で迎えた3戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた5戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

9月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、芦屋川特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウツガミネに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2022年3月23日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

11月27日、中9週で迎えた7戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた8戦目は、D.イーガン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの高砂特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

4歳（2023年）

1月15日、中3週で迎えた9戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 曇/稍重）に58kgの斤量を背負って出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

1月28日、中1週で迎えた10戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

3月26日、中7週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は小沢大仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた12戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、4着を確保した。

4月23日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

7月22日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの清洲特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はタレてしまい16着に終わった。

10月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた17戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、胆振軽種馬農業協同組合特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のホテルカリホルニアに2馬身半の差をつけて制した。

12月6日、中1週で迎えた18戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、水曜競馬ランドBAOOへゴー!放送中!記念（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコウエイアンカに2馬身半の差をつけて4勝目をマークした。

5歳（2024年）

1月10日、中4週で迎えた19戦目は、猪名川町いなぼう特別（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は廣瀬航騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

2月14日、中4週で迎えた20戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、兵庫県産たまご特別（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ケンジーフェイスに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

3月20日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上A1 A2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のイナズマテーラーに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

4月18日、中3週で迎えた22戦目は、若草特別（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。