ケンジーフェイス（2018年生、母ワンダフルドーラ）

Kenji Faith

2018.03.03

ケンジーフェイス（2018年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より+冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のラブリーデイ（当時8歳）と交配したワンダフルドーラが15歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は田端牧場。戦績は、中央平地2戦0勝2着1回、地方27戦13勝2着1回。主な勝ち鞍は2021年の3歳以上C2一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田端牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、佐々木勉によって615.6万円で落札された。

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

1月10日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったレプンカムイに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

1月24日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

11月18日、約10か月の休養明けで迎えた3戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のクリノエルサに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月2日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1230m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐々木世麗騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のプロジェクトエーに3馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

12月23日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木世麗騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウホルスに6馬身の差をつけて順当に勝利した。

4歳（2022年）

1月14日、中2週で迎えた6戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、DASH観音寺開設7周年記念（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るバルボアを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月3日、中2週で迎えた7戦目は、フリージア賞（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田野豊三騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のクリーに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

2月22日、中2週で迎えた8戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のライブリテックスに3馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

6月10日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、キキョウ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田野豊三騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウシマトをクビ差振り切って圧巻の7連勝を決めた。

7月1日、中2週で迎えた10戦目は、楽天競馬ポイント還元賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田野豊三騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のツムタイザンを3/4馬身振り切って貫禄の8連勝を決めた。

7月20日、中2週で迎えた11戦目は、兵庫馬事畜産特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田野豊三騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るコスモグラトナスを豪脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて驚異の9連勝を決めた。

8月10日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上A2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田野豊三騎手（5戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた13戦目は、レ・コードなまち にいかっぷ特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田野豊三騎手（6戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

10月5日、中3週で迎えた14戦目は、棋士のまち加古川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田野豊三騎手（7戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したサンドストームを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

11月4日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上A2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田野豊三騎手（8戦5勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のナムラコマチを3/4馬身振り切って10勝目を達成した。

12月1日、中3週で迎えた16戦目は、地方重賞の園田金盃（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で田野豊三騎手（9戦6勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

5歳（2023年）

1月3日、中4週で迎えた17戦目は、ハンデ地方重賞の新春賞（園田ダート1870m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で田野豊三騎手（10戦6勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

2月1日、中3週で迎えた18戦目は、ひょうご雪姫ポーク特別（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で田野豊三騎手（11戦6勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた19戦目は、ウェルネス都市加古川特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で田野豊三騎手（12戦6勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

3月29日、中3週で迎えた20戦目は、逆瀬川特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で田野豊三騎手（13戦6勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のベストオブラックを半馬身振り切って勝利数を11に伸ばす

4月27日、中3週で迎えた21戦目は、由良川特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で田野豊三騎手（14戦7勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

デビュー前

1歳のとき、田端牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、佐々木勉によって615.6万円で落札された。

中塚猛厩舎（兵庫）へ入厩。

6月15日、中6週で迎えた22戦目は、加古川特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で田野豊三騎手（15戦7勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では非凡な末脚を披露し、3着に入った。

10月4日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、円山川特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で田野豊三騎手（16戦7勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた24戦目は、兵庫ゴールドカップ（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で田野豊三騎手（17戦7勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

11月23日、中4週で迎えた25戦目は、神無月特別（園田ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は佐々木世麗騎手（3戦3勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた26戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、揖保川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

6歳（2024年）

1月10日、中4週で迎えた27戦目は、猪名川町いなぼう特別（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は田野豊三騎手（18戦7勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のイナズマテーラーに3馬身半の差をつけて勝利数を12に伸ばす

2月14日、中4週で迎えた28戦目は、兵庫県産たまご特別（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田野豊三騎手（19戦8勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るドンフクリンを豪脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利数を13に伸ばす

3月27日、中5週で迎えた29戦目は、ラジオ関西特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田野豊三騎手（20戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。