アドマイヤグルス（2017年生、母シャドウキャスター）

アドマイヤグルス（2017年2月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋つる座」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルインパクト（当時9歳）と交配したシャドウキャスターが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2023年のオータムアタック(一般B C)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、近藤利一によって2,268万円で落札された。

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

11月23日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 雨/不良）に出走。馬体重は510kg。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。18頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

3歳（2020年）

3月28日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた6戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

4歳（2021年）

2月16日、約9か月の休み明けで迎えた7戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のタガノオボロに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月18日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上C1二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた9戦目は、ユキヤナギ賞（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のコンドルノユメに3馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

4月28日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったクリノガオガオにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月26日、中3週で迎えた11戦目は、るり溪ゴルフクラブ特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

7月21日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手（6戦2勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた14戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた15戦目は、競馬ブック杯（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月22日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、丹波篠山黒まめ特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったトモジャスティスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5歳（2022年）

3月24日、約6か月の休み明けで迎えた17戦目は、長尾翼玖騎手を鞍上に迎えて、スノーフレーク賞（園田ダート1400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた18戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた19戦目は、ラベンダー賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

6月2日、中3週で迎えた20戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、シンゼンミラクルに交わされて2馬身差の2着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた21戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ロゼクランに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

7月1日、中1週で迎えた22戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで止まることなく走り抜いたが、ベルブションに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

7月15日、中1週で迎えた23戦目は、笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のハッピーヘイローに3馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

7月27日、中1週で迎えた24戦目は、夏木立特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

8月25日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた25戦目は、とんえみ泥酔夫妻爆誕記念（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のゲンパチボロネーゼに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月21日、中3週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた26戦目は、オータムアタック（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた27戦目は、五平餅賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゲンパチボロネーゼを驚異的な末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。

10月21日、中1週で迎えた28戦目は、みずがめ座賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（7戦3勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したトーセンヴァレリにクビ差届かず2着となった。

11月2日、中1週で迎えた29戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、菊人形賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したアリオンダンスを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月17日、中1週で迎えた30戦目は、錦秋賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

6歳（2023年）

2月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた31戦目は、一般A6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（8戦3勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた32戦目は、一般A6（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（9戦3勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るグッドオールドを豪脚でクビ差だけ差し切って勝利をモノにする

3月9日、中1週で迎えた33戦目は、夢見月賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（10戦4勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた34戦目は、笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（11戦4勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルホイッスルを3/4馬身振り切って7勝目を手に入れた。

4月18日、中3週で迎えた35戦目は、桜並木特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（12戦5勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

4月27日、連闘で迎えた36戦目は、オグリタマ記念（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（13戦5勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

5月26日、中3週で迎えた37戦目は、揖斐川特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（14戦5勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

9月26日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた38戦目は、オータムアタック（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のパワースカイに2馬身半の差をつけて休み明けの一戦を制した。

10月13日、中1週で迎えた39戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、トゥインクルファンファーレ賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

11月8日、中3週で迎えた40戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、コンフォーコ特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた41戦目は、馬産地日高特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた42戦目は、冬茜特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（2戦0勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。