ベルブション（2017年生、母エリザベートアスク）

ベルブション（2017年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のネヴァブション（当時14歳）と交配したエリザベートアスクが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（株）ASK STUD。主な勝ち鞍は2021年のその声が、心を熱くする賞(一般C16)。

経歴

デビュー前

青木孝文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

9月7日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

10月5日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

3歳（2020年）

1月6日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

4月5日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

5月10日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

9月11日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた8戦目は、一般C28（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた9戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、2020JBCまであと1日（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のサムシングフォーに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月18日、中1週で迎えた10戦目は、渡り鳥賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったリュクスレジェンドに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月1日、中1週で迎えた11戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルアスドゥーナッハに3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

12月15日、中1週で迎えた12戦目は、下呂特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したフレックルにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月30日、中1週で迎えた13戦目は、しげちゃん記念（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（4戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したドリームアイに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4歳（2021年）

1月7日、連闘で迎えた14戦目は、その声が、心を熱くする賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（5戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るパラパラをクビ差だけ差し切って圧倒的支持に応えた。

9月9日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた15戦目は、平湯峠賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤原幹生騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた16戦目は、一般C9 12（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤原幹生騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシュゴテンシに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月6日、中1週で迎えた17戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤原幹生騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた18戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤原幹生騎手（9戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャドウアルテミスに5馬身の差をつけて優勝

11月12日、中1週で迎えた19戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、ドウダンツツジ特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったシュゴテンシに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月26日、中1週で迎えた20戦目は、みどりの会6周年記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（10戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るランタンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

12月17日、中2週で迎えた21戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、初雪特別（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた22戦目は、美酒と喰MARCО開店25年杯（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（11戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、ムーンセレナーデに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

5歳（2022年）

1月14日、中1週で迎えた23戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、一般B4 C3（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた24戦目は、孟春賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた25戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、タクロー参上!記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のモズジャイキリをクビ差振り切って優勝

3月14日、中3週で迎えた26戦目は、ウグイスカグラ賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（4戦2勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた27戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（5戦2勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた28戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（12戦3勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた29戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（13戦3勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

6月2日、中4週で迎えた30戦目は、長江慶悟騎手を鞍上に迎えて、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く3着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた31戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長江慶悟騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では今一つ伸び切れず3着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた32戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るアドマイヤグルスを途轍もない末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月27日、中3週で迎えた33戦目は、夏木立特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

8月12日、中1週で迎えた34戦目は、アホロートル安田遥香来場記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（2戦1勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず3着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた35戦目は、笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で塚本征吾騎手（3戦1勝）。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

9月21日、中3週で迎えた36戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で塚本征吾騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。