トモジャスティス（2015年生、母エグゼリーナ）

トモジャスティス（2015年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ジャスティス(正義)より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時21歳）と交配したエグゼリーナが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は千葉県、生産者は有限会社下河辺トレーニングセンター。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

1歳のとき、下河辺トレーニングセンターから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、吉冨学によって1,620万円で落札された。

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

4月22日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた2戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

6月9日、中2週で迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

7月8日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

8月18日、中5週で迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアテンコールに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

12月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

4歳（2019年）

3月17日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下の豊橋特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい17着に終わった。

10月26日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では超凡な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

12月8日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

5歳（2020年）

2月2日、中7週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は横山武史騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るヘルメットを上がり2位の末脚でアタマ差だけ差し切って久方ぶりに勝利を挙げた。

2月22日、中2週で迎えた13戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

4月18日、中7週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラスのラジオ福島賞（福島ダート1150m 雨/重）に出走。鞍上は横山武史騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

7月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの噴火湾特別（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

8月16日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラス（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

12月20日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

6歳（2021年）

1月27日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、木本直騎手を鞍上に迎えて、寒梅特別（姫路ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

7月7日、約5か月半の休み明けで迎えた19戦目は、京都畜産特別（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木本直騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた20戦目は、兵庫馬事畜産特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木本直騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた21戦目は、SPAT4のお得なポイント賞（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木本直騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた22戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1230m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた23戦目は、丹波篠山黒まめ特別（園田ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐々木世麗騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて抜け出し、最後は2着のアドマイヤグルスに3馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

7歳（2022年）

2月16日、約5か月の休養明けで迎えた24戦目は、4歳以上B1 B2（姫路ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は木本直騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったトゥリパに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

3月2日、中1週で迎えた25戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、カツゲキダイリンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3月22日、中2週で迎えた26戦目は、ひめたん3歳お誕生日記念 4歳以上特別（園田ダート1230m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は佐々木世麗騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

7月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は木本直騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

8月11日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた28戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木本直騎手（6戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

9月9日、中3週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた29戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、クローバー賞（園田ダート1230m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた30戦目は、大山龍太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレヴォルトに5馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

10月20日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山龍太郎騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のティーティーエイトに5馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

8歳（2023年）

3月29日、約5か月半の休養明けで迎えた32戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイプレシャスに7馬身の差をつけて1番人気に応えた。

4月11日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のメイショウキンカクに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月4日、中2週で迎えた34戦目は、ポピー賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のファームラヴに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

8月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた35戦目は、ひまわりの里佐用町おさよん特別（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のボブテイルに2馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

10月4日、中5週で迎えた36戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、ウンエンリヒカイに交わされて5馬身差の2着に敗北した。