ゼットパール（2014年生、母ゼットフウリン）
Z Pearl
2014.05.01
ゼットパール（2014年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋真珠」。毛色は栗毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時5歳）と交配したゼットフウリンが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はフジワラフアーム。2022年の飛山濃水杯(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
宮徹厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2016年）
7月31日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。
8月27日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。
10月23日、中7週で迎えた3戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。
3歳（2017年）
2月19日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい17着に終わった。
4月23日、中8週で迎えた5戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のエイドローンを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。
6月24日、中8週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、オンリーワンスターにクビ差交わされて2着となった。
7月15日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで踏ん張ったが、メイショウミズカゼに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。
8月13日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で川須栄彦騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では不撓の気力で渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のハニージェイドをクビ差振り切って2勝目を奪取した。
10月9日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の円山特別（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川須栄彦騎手（4戦2勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。
4歳（2018年）
1月8日、約3か月の休養明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で川須栄彦騎手（5戦2勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。
6月23日、約5か月半の休み明けで迎えた11戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。
8月4日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、勝ったミスズマンボにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。
8月18日、中1週で迎えた13戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。
10月7日、中6週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（6戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず最後はタッチアコードと並んで13着同着となった。
11月10日、中4週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（7戦2勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に敗れた。
5歳（2019年）
6月14日、約7か月の休養明けで迎えた16戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、大日本プロレスカップ（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線に入ると、前で粘るクレバーバードを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って久しぶりの一戦をモノにした。
8月21日、中9週で迎えた17戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、たかさご万灯祭特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。
12月30日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のキタノカミカゼに3馬身半の差をつけて休み明けの一戦を物にした。
6歳（2020年）
1月17日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上B1二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスリングショットを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。
4月30日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上B2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウィッシュノートに約12馬身の大差をつけて断然人気に応えた。
5月21日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエスポワールパレスに約11馬身の大差をつけて破竹の4連勝を決めた。
6月11日、中2週で迎えた22戦目は、ホオズキ賞（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉村智洋騎手（5戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。
7月8日、中3週で迎えた23戦目は、仲夏特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で吉村智洋騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。
7歳（2021年）
1月15日、約6か月半の休養明けで迎えた24戦目は、ビオラ賞（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉村智洋騎手（7戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクレーリッチェに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。
2月2日、中2週で迎えた25戦目は、小野市白雲谷温泉ゆぴか特別（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で吉村智洋騎手（8戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のトウシンムサシに2馬身半の差をつけて1番人気に応えた。
2月23日、中2週で迎えた26戦目は、卓球大会ひめたんカップ（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉村智洋騎手（9戦6勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトウシンムサシに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。
6月4日、約3か月半の休み明けで迎えた27戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で吉村智洋騎手（10戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールデンヘイローに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
8歳（2022年）
1月2日、約7か月の休養明けで迎えた28戦目は、そのだは面白い!第12回青芝フック杯（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で吉村智洋騎手（11戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタガノオボロを自慢の末脚でクビ差だけ差し切って怒涛の5連勝を決めた。
1月20日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上A2 B1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で吉村智洋騎手（12戦9勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったエイシンビッグボスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。
2月9日、中2週で迎えた30戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のコスモケルビンに1馬身3/4の差をつけてファンの支持に応えた。
3月2日、中2週で迎えた31戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、早春特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のマリターに3馬身半の差をつけて勝利をモノにする
4月6日、中4週で迎えた32戦目は、由良川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は井上幹太騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったアスカロンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。
5月25日、中6週で迎えた33戦目は、淀川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のベルクハイムをアタマ差振り切って勝利数を15に伸ばす
6月16日、中2週で迎えた34戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の飛山濃水杯（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のインシュラーに2馬身の差をつけて優勝