ベルクハイム（2017年生、母キュー）
Bergheim
2017.04.16
ベルクハイム（2017年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ビリヤードの世界大会が初めて行われたドイツの地名。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時9歳）と交配したキューが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2020年のラピスラズリ特別(一般B2一)。
経歴
デビュー前
キャロットクラブにて総額2,600万円（6.5万×400口）で一口馬主が募集された。
戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2019年）
11月30日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は540kg。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。
3歳（2020年）
8月2日、約8か月の休養明けで迎えた2戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。
8月30日、中3週で迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。
10月4日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた4戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアメトリンに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
10月20日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2九（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブラッククリスマスに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。
11月2日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2五（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、ノボパニコに半馬身交わされて2着に敗北した。
11月16日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた7戦目は、一般C2六（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブラッククリスマスに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。
11月30日、中1週で迎えた8戦目は、タンザナイト特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で畑中信司騎手（4戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のサーブルルミエールを半馬身振り切って断トツの支持に応えた。
12月15日、中1週で迎えた9戦目は、鬼嫁協賛!戸井田浩之☆髭GG杯（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で畑中信司騎手（5戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のゴーゴーヘレンドに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。
12月25日、中0週で迎えた10戦目は、ラピスラズリ特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で畑中信司騎手（6戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のユメヲノセテに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
4歳（2021年）
4月17日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。
5月1日、中1週で迎えた12戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に終わった。
5月23日、中2週で迎えた13戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて14着に敗れた。
9月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小林脩斗騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。
10月10日、中4週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた15戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。
11月9日、中3週で迎えた16戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、加賀四湯賞 勝クラス（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き3着に敗れた。
12月5日、中3週で迎えた17戦目は、西谷凜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。
5歳（2022年）
2月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小林脩斗騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。
5月25日、約3か月の休み明けで迎えた19戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、淀川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したゼットパールにアタマ差届かず2着となった。
8月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。
9月18日、中3週で迎えた21戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 雨/重）に出走。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。
2022年9月28日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。
11月7日、中6週で迎えた22戦目は、兼子千央騎手を鞍上に迎えて、ネットで買うなら楽天競馬賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。
6歳（2023年）
3月12日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、がんばれ!石川の酪農応援賞（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフジヤマブシに3馬身の差をつけて久しぶりの実戦を制した。
3月28日、中1週で迎えた24戦目は、百万石の極み能登とり貝賞（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田勇真騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のギンチャンに7馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。
4月18日、中2週で迎えた25戦目は、湖南賞（金沢ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は栗原大河騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハイアーグラウンドに2馬身の差をつけて9勝目を獲得した。
5月7日、中2週で迎えた26戦目は、地方重賞の利家盃（金沢ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は柴田勇真騎手（2戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。
6月4日、中3週で迎えた27戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の百万石賞（金沢ダート2100m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。
7月25日、中6週で迎えた28戦目は、牧場主ゆーすけは皆様に愛されて39歳記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は栗原大河騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったノールックに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。
デビュー前
キャロットクラブにて総額2,600万円（6.5万×400口）で一口馬主が募集された。
井樋一也厩舎（金沢）へ入厩。
8月8日、デビュー戦は栗原大河騎手を鞍上に据えて、細江純子さん来場記念賞（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番ゲートからスタート。出走取消となった。
10月2日、中9週で迎えた29戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、兼六園ライトアップ・秋の段記念（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。
10月15日、中1週で迎えた30戦目は、楽天競馬ならポイントで馬券が買える賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。
10月30日、中1週で迎えた31戦目は、つむぎ感謝祭記念（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は栗原大河騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。
11月12日、中1週で迎えた32戦目は、ちひろちゃん降臨記念（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（4戦1勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて、最後は2着のエルフバローズを半馬身振り切って10勝目を達成した。
11月28日、中1週で迎えた33戦目は、一般B1三（金沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で栗原大河騎手（5戦2勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。
12月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、イケメンTM!中村勇好さん生誕日記念杯 特別編成（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で栗原大河騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。
2021年11月16日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。
7歳（2024年）
3月12日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた35戦目は、北陸新幹線で行こう加賀温泉郷杯（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は柴田勇真騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。
2021年11月16日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。
4月28日、中6週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた36戦目は、らら皆に愛され立派に大きくなりました記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田勇真騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。