マリター（2016年生、母ヤマトマリオン）

マリター（2016年2月16日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「母名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のデスペラード（当時8歳）と交配したヤマトマリオンが14歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。2020年の兵庫ゴールドカップ(地方重賞)で3着に入った他、2022年の園田チャレンジカップ(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

2月23日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

12月17日、約10か月の休み明けで迎えた2戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったグランデラムジーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4歳（2020年）

1月3日、中1週で迎えた3戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永井孝典騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のブラックアンバーに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

1月23日、中2週で迎えた4戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は永井孝典騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた6戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したトウケイアインマルを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月15日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るムーンコムレードを異次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

5月4日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のラーに2馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

5月27日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキタノカミカゼに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月17日、中2週で迎えた11戦目は、桜桃特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクレバーペガサスに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月10日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上B1（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手（6戦4勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るラッキービスケットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月29日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上A2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中学騎手（7戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタラニスをクビ差振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

8月20日、中2週で迎えた14戦目は、加東の山田錦で乾杯（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中学騎手（8戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したラガーユミリンにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月9日、中2週で迎えた15戦目は、レ・コードなまちにいかっぷ特別（園田ダート1230m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で田中学騎手（9戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のタラニスを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

10月9日、中3週で迎えた16戦目は、地方重賞の兵庫ゴールドカップ（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で田中学騎手（10戦7勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

5歳（2021年）

11月17日、約13か月半の休み明けで迎えた17戦目は、吉川温泉よかたん特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で田中学騎手（11戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月17日、中3週で迎えた18戦目は、近江牛特別（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で田中学騎手（12戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6歳（2022年）

2月9日、中7週で迎えた19戦目は、神戸ビーフ特別（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で田中学騎手（13戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた20戦目は、早春特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で田中学騎手（14戦7勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったゼットパールに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

4月7日、中4週で迎えた21戦目は、スズラン賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で田中学騎手（15戦7勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた22戦目は、J-PLACEよかわ開設9周年記念（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は17戦連続で田中学騎手（16戦7勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったコウエイアンカにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

5月13日、中1週で迎えた23戦目は、ツツジ賞（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。鞍上は18戦連続で田中学騎手（17戦7勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたコウエイアンカ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

6月16日、中4週で迎えた24戦目は、地方重賞の飛山濃水杯（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で田中学騎手（18戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた25戦目は、西脇市日本のへそ特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で田中学騎手（19戦7勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい3着に敗れた。

8月11日、中4週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の園田サマースプリント（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で田中学騎手（20戦7勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイプルグレイトを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

9月23日、中5週で迎えた27戦目は、地方重賞の園田チャレンジカップ（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は22戦連続で田中学騎手（21戦7勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7歳（2023年）

6月16日、約9か月の休養明けで迎えた28戦目は、夏至特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は永井孝典騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた29戦目は、OBCラジオ大阪賞（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永井孝典騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた30戦目は、御堂筋特別（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で永井孝典騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた31戦目は、園田サマーカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

8歳（2024年）

2月14日、約6か月の休養明けで迎えた32戦目は、兵庫県産たまご特別（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は永井孝典騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

3月20日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、4歳以上A1 A2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永井孝典騎手（7戦1勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

4月10日、中2週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた34戦目は、陽炎特別（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で永井孝典騎手（8戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた35戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬×楽天モバイル賞（園田ダート1870m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。