ブリタニア（2020年生、母ブロンクスシルバー）

ブリタニア（2020年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「英国ロイヤルファミリーのヨットの名より」。毛色は芦毛。種牡馬のハービンジャー（当時14歳）と交配したブロンクスシルバーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2022年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、谷掛龍夫によって3,641万円で落札された。

杉山佳明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

10月15日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメジェドに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3歳（2023年）

7月9日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月30日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

11月4日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

11月26日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたマイネルエンペラー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4歳（2024年）

1月21日、中7週で迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝2200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で松山弘平騎手（5戦1勝）。17頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、5着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた8戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のワンダイレクトを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。

4月13日、中9週で迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラスの明石特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラスの鴨川特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

6月2日、中3週で迎えた11戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのホンコンジョッキークラブトロフィー（東京芝2000m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月29日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの常滑特別（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

10月27日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの北野特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。