クリノジュリエット（1999年生、母スイートキャリー）

クリノジュリエット（1999年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダンスホール（当時13歳）と交配したスイートキャリーが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）門別牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方12戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の4歳以上C。

経歴

デビュー前

1歳のとき、門別牧場から「2000年度北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳、2000年度北海道8月市場サラブレッド2歳」及び「北海道9月市場サラブレッド2歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。同年、門別牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、栗本博晴によって315万円で落札された。

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

11月11日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/不良）に出走。馬体重は440kg。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた3戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

3歳（2002年）

1月5日、中2週で迎えた4戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

5月18日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/不良）に出走。18頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた6戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

7月21日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

8月25日、中4週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた8戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず15着に終わった。

9月2日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白坂聡騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって14着に終わった。

10月19日、中6週で迎えた10戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

12月5日、中6週で迎えた11戦目は、松浦高宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

12月19日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C（園田ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

4歳（2003年）

1月9日、中0週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上C（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

1月31日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた15戦目は、4歳以上C（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で木村健騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヒドゥンヴァレイを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

4月3日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上C（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で木村健騎手（6戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず最後はスターヴィンテージと並んで6着同着となった。

4月16日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で木村健騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたリッチナイス決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

4月30日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で木村健騎手（8戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のワールドパレアナに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月28日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上C8-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で木村健騎手（9戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C8-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で木村健騎手（10戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。