シュンゴウ（2002年生、母コウエイベラドンナ）

シュンゴウ（2002年5月12日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋豪快に走るように」。毛色は鹿毛。種牡馬のラムタラ（当時10歳）と交配したコウエイベラドンナが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）小泉牧場。戦績は、中央平地16戦0勝、地方17戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上A1。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

12月26日、デビュー戦は赤木高太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

3歳（2005年）

1月15日、中2週で迎えた2戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた4戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた5戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

4月11日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、3歳戦のパンジー賞（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい10着に敗れた。

5月8日、中3週で迎えた7戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

8月6日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

8月21日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

10月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月9日、連闘で迎えた14戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で酒井学騎手（6戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月15日、中4週で迎えた15戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、ニッカン菊園特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のプリンセスミノリーに1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月13日、中3週で迎えた16戦目は、京都畜産特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るソヴールを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

12月31日、中2週で迎えた17戦目は、東芝ライテック賞（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松平幸秀騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスターライトドルに5馬身の差をつけて3勝目をマークした。

4歳（2006年）

1月18日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上A2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松平幸秀騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のナムラリバーを半馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

2月14日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上A2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松平幸秀騎手（4戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上A2（姫路ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で松平幸秀騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上A1二（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で松平幸秀騎手（6戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上A1二（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で松平幸秀騎手（7戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた23戦目は、黄桜かっぱ特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で松平幸秀騎手（8戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、セイザンコズウェイに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月18日、中2週で迎えた24戦目は、兵庫馬事畜産特別（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で松平幸秀騎手（9戦4勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したセイザンコズウェイを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

6月1日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上A1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で松平幸秀騎手（10戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のベストタイザンに1馬身の差をつけて5勝目をゲットした。

8月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた26戦目は、そのだサマーファイナル（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で松平幸秀騎手（11戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシルクエルドラードを捕まえ切れず、7馬身差の2着に敗北した。

9月14日、中3週で迎えた27戦目は、ひめじ広峰特別（姫路ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で松平幸秀騎手（12戦5勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5歳（2007年）

1月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた28戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップオルフェウス賞（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

3月14日、中7週で迎えた29戦目は、大和川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松平幸秀騎手（13戦5勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた30戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

5月8日、中5週で迎えた31戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップマーキュリー賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のサマニターフを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

6月3日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の木曽川特別（中京芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦1勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

12月16日、約6か月半の休養明けで迎えた33戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。