マリノエリー（2016年生、母ロンギングエリー）

マリノエリー（2016年3月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のタートルボウル（当時14歳）と交配したロンギングエリーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はクラウン日高牧場。主な勝ち鞍は2020年のこぐま座特選(C2-2)。

経歴

デビュー前

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

10月14日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた2戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

3歳（2019年）

6月8日、約7か月半の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では余力が残っておらず18着に終わった。

8月4日、中7週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた4戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

8月18日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた6戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のドリームシリーズ（佐賀ダート900m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったワンダーグロウスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったシゲルブルーダイヤに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

9月28日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

10月6日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上C2 24（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小松丈二騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るリッカウィンドウを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月2日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小松丈二騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

11月9日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上C2 32（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小松丈二騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小松丈二騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

12月8日、連闘で迎えた13戦目は、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で小松丈二騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた14戦目は、夕日に愛されたまち玄海町賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で小松丈二騎手（8戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したリッカウィンドウを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

4歳（2020年）

1月13日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で小松丈二騎手（9戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で小松丈二騎手（10戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月2日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上C2 27（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で小松丈二騎手（11戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

2月11日、連闘で迎えた18戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、オッズパーク杯（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のジェメナイに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から19kg増やして迎えた19戦目は、仲原大生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-7（佐賀ダート1300m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

5月4日、連闘で迎えた20戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-7（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったアウトオブワーズをクビ差捉え切れず2着となった。

5月23日、中2週で迎えた21戦目は、コロナと戦う医療にエールを!緊急支援競走（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（12戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったコノチヲツナイデに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月7日、中1週で迎えた22戦目は、こぐま座特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（13戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリアスカイラインに3馬身の差をつけて3勝目を手にした。

6月28日、中2週で迎えた23戦目は、涼暮月賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（14戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた24戦目は、さがけいばナイター愛称募集中!（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小松丈二騎手（15戦2勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

8月16日、中4週で迎えた25戦目は、南風月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小松丈二騎手（16戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた26戦目は、令和2年7月豪雨災害被災者支援競走（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で小松丈二騎手（17戦2勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた27戦目は、爽秋賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で小松丈二騎手（18戦2勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

5歳（2021年）

1月17日、約4か月の休み明けで迎えた28戦目は、陽春賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は出水拓人騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のテイエムキンシャに1馬身の差をつけて優勝

1月30日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、新陽賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で出水拓人騎手（2戦2勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

2月13日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた30戦目は、4歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で出水拓人騎手（3戦2勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C1-8（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で出水拓人騎手（4戦2勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったパンプキンパッチに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

3月8日、連闘で迎えた32戦目は、4歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で出水拓人騎手（5戦2勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた33戦目は、桜月賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で出水拓人騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた34戦目は、陽春賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で出水拓人騎手（7戦2勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた35戦目は、鎮月賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（19戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた36戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（20戦2勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた37戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は出水拓人騎手（8戦2勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

5月31日、連闘で迎えた38戦目は、余花賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（21戦2勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、きっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のメイショウヤソキチに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月12日、中1週で迎えた39戦目は、季夏賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（22戦3勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた40戦目は、夏風賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は出水拓人騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた41戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた42戦目は、月見月賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（23戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月18日、中5週で迎えた43戦目は、セプテンバー特選（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は出水拓人騎手（10戦2勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。