ジャストルーラー（2006年生、母フウレイカ）

ジャストルーラー（2006年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「徳を持って国を治める支配者」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時5歳）と交配したフウレイカが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回、中央障害13戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の障害3歳以上オープン。

経歴

デビュー前

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

8月3日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、4着に入った。

8月24日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい16着に敗れた。

12月28日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ケニアブラックに交わされて1馬身半差の2着となった。

3歳（2009年）

1月25日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のコオリナアベニューをハナ差振り切って初白星を挙げた。

2月14日、中2週で迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の水仙賞（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた7戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山桜賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

8月29日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月20日、中2週で迎えた9戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月28日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で穂苅寿彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4歳（2010年）

1月30日、中8週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で穂苅寿彦騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月20日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で穂苅寿彦騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったタカラボスから1馬身半差の2着となった。

3月20日、中3週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で穂苅寿彦騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2011年）

1月22日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

2月6日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

2月19日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

4月2日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上500万下の日田特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、最後はウインディーリングと並んで3着同着となった。

4月16日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隼人騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

7月23日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は穂苅寿彦騎手（6戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のヤラマイカに7馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

9月4日、中5週で迎えた20戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた21戦目は、障害3歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は穂苅寿彦騎手（7戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマックスチャンプをクビ差制して制した。

12月3日、中9週で迎えた22戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（8戦2勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた23戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で穂苅寿彦騎手（9戦2勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

6歳（2012年）

5月19日、約5か月の休養明けで迎えた24戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着を確保した。

6月9日、中2週で迎えた25戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 雨/重）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。12着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた26戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、福島ジャンプステークス（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。