ケニアブラック（2006年生、母ハセノマジョラム）
Kenya Black
2006.04.07
ケニアブラック（2006年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ケニアの黒」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時8歳）と交配したハセノマジョラムが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は佐々木牧場。戦績は、中央平地23戦4勝2着3回、地方11戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の2010エクセレント ジョッキーズ トロフィー(1000万下)。
経歴
デビュー前
2歳のとき、坂東牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、ノーザンファームによって1,365万円で落札された。
勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2008年）
11月29日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したサトノエクスプレスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。
12月28日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジャストルーラーを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。
3歳（2009年）
1月18日、中2週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。
2月22日、中4週で迎えた4戦目は、3歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、5着に終わった。
10月18日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のテクニカルランに1馬身半の差をつけて久方ぶりの一戦を制した。
4歳（2010年）
5月2日、約6か月半の休養明けで迎えた6戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
5月29日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上1000万下の葉山特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。
9月25日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下の汐留特別（中山芝1600m 外回り 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（6戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフラッパーウィングに2馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。
11月27日、中8週で迎えた9戦目は、J.ムルタ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2010エクセレント ジョッキーズ トロフィー（東京芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るナシュワンヒーローを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて4勝目を手にした。
5歳（2011年）
1月30日、中8週で迎えた10戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の節分ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。
5月8日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上1600万下のみらい賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（7戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。
6月4日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（8戦3勝）。17頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。
10月29日、約5か月の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上1600万下の紅葉ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（9戦3勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。
11月13日、中1週で迎えた14戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のノベンバーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。
6歳（2012年）
1月15日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の初富士ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（10戦3勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたアカンサス決め手に屈して半馬身差の2着となった。
3月3日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上1600万下のスピカステークス（中山芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（11戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。
4月1日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下の難波ステークス（阪神芝1800m 外回り 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に敗れた。
6月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の阿武隈ステークス（福島芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（12戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。
8月19日、中8週で迎えた19戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の天の川ステークス（新潟芝2000m 外回り 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。
9月15日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1600万下のレインボーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したマルカボルトにハナ差届かず2着に惜敗した。
12月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の美浦ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。
7歳（2013年）
1月13日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。
3月9日、中7週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。
10月14日、約7か月半の休み明けで迎えた24戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、心ひとつに、新たな夢へ（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。
10月28日、中1週で迎えた25戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、アサクサキングス賞（盛岡ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。
11月9日、中1週で迎えた26戦目は、オッズパーク杯（盛岡芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。
12月9日、中3週で迎えた27戦目は、ケヤキイルミネーションレース（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。
12月23日、中1週で迎えた28戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、ラピスラズリレース（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず3着に敗れた。
8歳（2014年）
1月3日、中1週で迎えた29戦目は、初春レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。
1月13日、中0週で迎えた30戦目は、2013岩手競馬ファイナル（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（4戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。
4月14日、約3か月の休み明けで迎えた31戦目は、卯月特別（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。
5月10日、中3週で迎えた32戦目は、皐月特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。
5月26日、中1週で迎えた33戦目は、OROターフ特別（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で南郷家全騎手（7戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。
6月7日、中1週で迎えた34戦目は、地方重賞のかきつばた賞（盛岡芝2400m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で南郷家全騎手（8戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。