セントシルバーツウ（2009年生、母クリスティナリッチ）

セントシルバーツウ（2009年3月21日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「香り＋馬主名より＋２」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時13歳）と交配したクリスティナリッチが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）千葉飯田牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方7戦6勝。主な勝ち鞍は2013年の4歳以上C2-6。

経歴

デビュー前

1歳のとき、千葉飯田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

柴崎勇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

3月24日、デビュー戦は高嶋活士騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は486kg。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

4月21日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見所を作れず12着に終わった。

9月1日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は高嶋活士騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高嶋活士騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

11月18日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 33（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のワンダーブロタールに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月8日、中2週で迎えた6戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 22（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて抜け出し、最後は2着のクレバーシリウスに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月16日、連闘で迎えた7戦目は、3歳以上C2 33（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のトシザノンリーに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2013年）

1月3日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るウィッシュボーンを異次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

1月27日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のデビルマンゼウスに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

2月9日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（4戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリバーチケットを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

7月15日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。