タマモブラザー（2000年生、母エリザベスドリーム）

タマモブラザー（2000年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋兄弟」。毛色は鹿毛。種牡馬のディアブロ（当時13歳）と交配したエリザベスドリームが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方20戦5勝。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上A3-2。

経歴

デビュー前

佐藤正雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

9月7日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

11月16日、中9週で迎えた2戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

12月15日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

3歳（2003年）

1月6日、中2週で迎えた4戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

1月26日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた6戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

3月18日、中4週で迎えた7戦目は、宮西晃宏騎手を鞍上に迎えて、3歳F2（姫路ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナンカイスピードに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月10日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の六甲山特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮西晃宏騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳F1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮西晃宏騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた10戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳F1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフジノジェントに5馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

5月14日、連闘で迎えた11戦目は、3歳T2（園田ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は宮西晃宏騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のウルトラバードを半馬身振り切って3勝目をつかんだ。

6月4日、中2週で迎えた12戦目は、城下町いずし特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮西晃宏騎手（4戦2勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた13戦目は、日本盛グリーンパック盃（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮西晃宏騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のコスモツェッペリンをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

7月9日、中2週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮西晃宏騎手（6戦3勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた15戦目は、ミッドサマー特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮西晃宏騎手（7戦3勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた16戦目は、静御前特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮西晃宏騎手（8戦3勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた17戦目は、波賀町サイクリングターミナル特別（姫路ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で宮西晃宏騎手（9戦3勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた18戦目は、赤松円心特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた19戦目は、さぎ草特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は宮西晃宏騎手（10戦3勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

10月28日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上A2-2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮西晃宏騎手（11戦3勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

4歳（2004年）

1月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A3-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

2月3日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた22戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A3-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオヤジバンザイに2馬身の差をつけて制した。

2月17日、中1週で迎えた23戦目は、伊丹市南京桃特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた24戦目は、花・ゆめ・根日女・加西特別（姫路ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上A3-1（姫路ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で有馬澄男騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた26戦目は、日本のへそ特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で有馬澄男騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。