マーブルオーディン（1999年生、母マツキャロル）

マーブルオーディン（1999年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のリアルシヤダイ（当時20歳）と交配したマツキャロルが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）マークリ牧場。戦績は、中央平地32戦3勝2着4回、中央障害9戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

田所清広厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

12月9日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた2戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

3歳（2002年）

1月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったチアズシャイニングに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

1月26日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、メモリーダイチに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

2月23日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったニシノキコウシに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月3日、連闘で迎えた7戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マイネルディバインに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月23日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（5戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のケイエスブリザードに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月20日、中3週で迎えた9戦目は、3歳500万下のムーニーバレーレーシングクラブ賞（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（6戦1勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は一杯になって14着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のオウケンガールをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

6月23日、中5週で迎えた11戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の鷹取特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

10月6日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

11月3日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた15戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天竜川特別（中京芝2500m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。

4歳（2003年）

1月5日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の初夢賞（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

2月2日、中3週で迎えた17戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の皿倉山特別（小倉芝2600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

2月23日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の許波多特別（京都芝2200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

8月23日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の若戸特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマヤノガゼールに2馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。

10月5日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の夕月特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

11月1日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本美純騎手（3戦1勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で橋本美純騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

12月13日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で橋本美純騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で橋本美純騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

5歳（2004年）

1月18日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で橋本美純騎手（7戦1勝）。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた27戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の皿倉山特別（小倉芝2600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

4月3日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に57kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた30戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高野容輔騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマニンマルシェに4馬身の差をつけて4勝目をマークした。

6月5日、中1週で迎えた31戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3370m 晴/良）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で高野容輔騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた32戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で高野容輔騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月25日、中4週で迎えた33戦目は、ハンデJ・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に57kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で高野容輔騎手（5戦1勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

6歳（2005年）

5月15日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた34戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

6月5日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた35戦目は、4歳以上1000万下の木曽川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は高野容輔騎手（6戦1勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

7月2日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた36戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（7戦1勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

7歳（2006年）

8月26日、約14か月の休み明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた37戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた38戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた39戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

10月14日、連闘で迎えた40戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の北野特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた41戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。