フェローニア（2012年生、母リリアーレ）

フェローニア（2012年3月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「豊作の女神（古代ローマ）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時12歳）と交配したリリアーレが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方31戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の一般C2十二十三。

経歴

デビュー前

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

2月15日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は448kg。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

5月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

6月20日、中6週で迎えた3戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着を確保した。

7月11日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

8月23日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

12月4日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のタカイチダイヤに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2016年）

1月8日、中4週で迎えた7戦目は、一般C2八九（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

4月29日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のリバーウィンをクビ差振り切って2勝目を手中に収めた。

7月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、ハンデ戦の浦和区 WAKU WAKU賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

7月29日、中0週で迎えた10戦目は、サンクス齊藤敏カップ（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

10月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のヨコシャルマンを3/4馬身振り切って3勝目をマークした。

11月8日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた13戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のイルティモーネに1馬身1/4の差をつけて4勝目をつかんだ。

12月29日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったドリームポリーニに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

5歳（2017年）

1月17日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のサラダガールに2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

2月8日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では弾けるように疾駆したが、ファンタズミックに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

3月3日、中2週で迎えた17戦目は、ひなまつり特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月23日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で下原理騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた20戦目は、オッズパーク・GET@LOT杯（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で下原理騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

7月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、楽天競馬賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で下原理騎手（8戦2勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のビナファミリーに1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにする

8月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、デイリーハーバーランド特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で下原理騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

8月30日、中2週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた23戦目は、近畿畜産特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で下原理騎手（10戦3勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

9月22日、中2週で迎えた24戦目は、ナイター競馬女子会特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で下原理騎手（11戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオレハツライヨに1馬身3/4の差をつけて7勝目を収める

10月12日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で下原理騎手（12戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6歳（2018年）

3月14日、約5か月の休み明けで迎えた26戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で下原理騎手（13戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったエイシンタルトゥに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月5日、中2週で迎えた27戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた28戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のシュエットを半馬身振り切って8勝目を奪取した。

5月10日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた30戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、神姫バス杯（園田ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた31戦目は、DASH心斎橋葵特別（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた32戦目は、牝馬限定戦のナイター競馬女子会特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた35戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、GJCエキサイティングジョッキー（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月20日、連闘で迎えた36戦目は、牝馬限定の3歳以上C1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は川原正一騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。