ベルウッドブラボー（2019年生、母マチャプチャレ）

ベルウッドブラボー（2019年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+賞賛」。毛色は鹿毛。種牡馬のシルバーステート（当時6歳）と交配したマチャプチャレが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はチェスナットファーム。2022年のジュニアカップ(オープン)で2着に入った他、2021年のダリア賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、チェスナットファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、鈴木照雄によって1,485万円で落札された。

和田雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

6月12日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を爆発させて、最後は2着のニシノラーナに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月7日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のコムストックロードをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

11月6日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

3歳（2022年）

1月5日、中8週で迎えた5戦目は、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、インダストリアに交わされて2馬身半差の2着となった。

3月19日、中9週で迎えた6戦目は、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず16着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山元気騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

10月23日、約6か月半の休養明けで迎えた8戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの北摂特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（2023年）

1月15日、中5週で迎えた11戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に58kgの斤量を背負って出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

2月25日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

3月19日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの山陽特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月24日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの清里特別（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上はM.デムーロ騎手（3戦2勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

11月11日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの飯坂温泉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた16戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

12月24日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスのジングルベル賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（4戦2勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

5歳（2024年）

1月21日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上2勝クラス（京都芝1400m 外回り曇/重）に出走。鞍上は団野大成騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。主導権を握り、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

3月30日、中7週で迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラスの仲春特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（5戦0勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの三木特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（6戦0勝）。17頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい17着に終わった。